ジャクソンホールを前に、ドル/円はやや過熱感あり・・・?

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外国為替マーケット情報|2014/08/22

注目のジャクソンホール会合!ただし見据える先は・・・?

昨夜の米FOMC、そして今夜からのジャクソンホールでのイエレン米FRB議長の講演等、8月も後半に差し迫る中、にわかに相場を取り巻く環境が賑やかになったとの印象も。
焦点は、米国の利上げ開始時期に対する思惑。利上げ開始時期が早まるのか、はたまた遅れるのかの判断基準は市場の期待感や思惑と言っていいのではないでしょうか。
それ(=利上げ開始時期)を知る術は「神のみぞ知る」ならぬ、「イエレン・ダッシュボードのみぞ知る」といった相場環境下、都度の発言や指標数値に一喜一憂することほど疲れることはありません。

このような中、見据えるべき視点はやはり10月以降の“黄金の”秋冬相場。
過去60年以上のNY株式市場のデータにおいても有効な「10月末買い・4月末売り」。これは為替相場にも当てはまるという旨を当コラムでも数度お伝えしていますが、この10-4月の「半年相場」における“種植え”時期は10月末の「一点買い」という訳ではなく、概ね8-10月の間にやや広げて捉えるのが理想的。
というのも、通貨別の傾向としては、豪ドル/円・NZドル/円のオセアニア通貨やポンド/円といった通貨は8月に最安値を付けやすい一方で、ドル/円・南アランド/円といった通貨は10月に最安値を付けやすいというアノマリーが。
これら通貨の季節的な“クセ”を見極めつつ、主にクロス円通貨を8月から10月までの期間にリスク管理を徹底した上で打診買いをする、というのも一案です。

ドル/円、標準偏差ではやや買われ過ぎの状態?

昨夜のイエレン米FRB議長による利上げ開始時期に対する市場の解釈を受けて、ドル/円は4月上旬以来の103円台後半まで買われる展開に。
今年の2月以降、ドル/円相場は概ね日足・ボリンジャーの±2σ内を文字通り「往ったり来たり」する状態でしたが、21日現在の日足・ボリンジャーを見てみると、ローソク足が買われ過ぎ水準の+2σを大きく上回る状態。
同時に相場の強弱や勢いを示すと言われるオシレーター系のストキャスティクス(スロー)を付け加えてみると、現段階のドル/円相場はやや買われ過ぎ・・・との見方も。
今夜から開かれるジャクソンホールでのイエレン米FRB議長の講演に過度の期待感が集まっているのでは・・・?との見方もある中、冷静にテクニカルシグナルを観察してみてはいかがでしょうか?

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

投資こそ、おもしろおかしくシンプルに 津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。