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6月相場は嵐の予感…? 6月相場の傾向と対策について

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外国為替マーケット情報|20147/05/29

ドル円の“歴史的凪相場”は「嵐の前の静けさ」・・・?

本日も含めて、5月相場も残り2営業日。今となってみては、“Sell in May, and go away”(=5月には売り抜けろ!)とのウォール街の格言通りとはいかず、為替相場は全般的に、まるで“Rest in May”(=5月にはひと休みせよ)となったような状態。特にドル円相場は、28日までの5月の1カ月高低差平均は2.16円という状況で、今週末に予定されている材料を見てみても特段大きなものはなく、概ねこのあたりの高低差で終わりそうな雰囲気。
ちなみに、ドル円の2月からの4カ月・高低差平均を出してみると、28日までの時点で2.37円。直近を見渡してみても、これほどの月またぎの“連続凪相場”は2012年末の“アベノミクス相場”が始まる直前の2012年7・8・9月の3カ月高低差平均が1.98円であった時以来。多くのマーケット参加者の視線の先はやはり6月相場になると思いますが、現在の相場状況はまさに「嵐の前の静けさ」と捉える方が無難です。
現在のトレードに関しては、引き続きキャッシュ・ポジション(=現金持高)の管理と向上を心掛け、来るべき6月相場の風を受けるための“帆”と“アンテナ”を張ることに留意した方がよさそうですね。

ドル円の下値メドとして注目すべきテクニカルポイントは?

そんな中、来週からスタートする6月相場ですが、過去10年間の傾向を見てみると、高低差平均が4.38円、ドル高・円安を「勝ち」、ドル安・円高を「負け」とした場合は6勝4敗でややドル高・円安の傾向が見られます。ただし、記憶に新しいのが昨年5月後半からのいわゆる“バーナンキ・ショック”の余韻を受けて、6月初めの高値100.69円から同中旬安値93.79円まで、半月の間で6.90円のドル安・円高になったという事例も。「賢者は歴史に学ぶ」とも言いますが、くれぐれもストップロスの設定やキャッシュ・ポジションの管理と向上を心掛けていただくようお願いします。

そこで気になる直近のドル円相場の下値メドですが、先週お伝えした、日足・200日移動平均線とともに、月足・一目均衡表の転換線に要注目。前者の参考レートが29日時点で101.30円レベル、後者が101.00円レベルとなっています。
ドル円・日足・一目均衡表を改めて見てみると、昨年5月から6月にかけてはローソク足(月足)の雲の上抜けが失敗しましたが、現在の状況は「強い買いシグナル」と言われる“三役好転”に。
これらシグナルから判断すると、すぐにトレンドが下に変化するということはテクニカル理論上は低そうですが、引き続き重要ポイントである「101.30円」ないしは「101.00円」に注目する必要がありそうです。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。