早朝にポンドドルが1000ポイント以上の急落!
本日10月7日の8時過ぎ、外国為替市場が混乱に包まれました。
8時7分にわずか1分間で250ポイントの急落し1.2350へ。
次の1分間では400ポイントの急落。
そして、次の30秒ほどで400~600ポイントほど急落しました。
しかしその後は一気に底を打ち、8時15分には下げ幅の80%を回復。
1時間ほど掛け下げ幅の9割以上を埋めることとなりました。
ポンドドルは一時1985年以来となる31年ぶり安値を付けました。
安値を見てみると、みんなの外為の高機能チャートでは1.14011、smartFXでは1.18990とかなり差があります。
GMOクリック証券の安値は1.21741となっており、ポンド円でも120円台で留まっています。
(出所:GMOクリック証券)
さすがにこれだけ派手に動くと、カバー先の違いで大きく変わりそうですね。
ボラティリティとしては、ブレグジット以降となる超ド級の値動きとなりました。
急落の原因はいったいなに??
この急落を受けて、『何かハードブレグジットに繋がるニュースが出た』とか、『誤発注』など様々な憶測が流れてきました。
twitterのタイムラインも朝から騒がしくなっております。
イングランド銀行総裁と、イギリスのメイ首相との間に確執があることで売り?
英FT紙電子版がマーク・カーニーイングランド銀行総裁とテリーザ・メイ英首相との間に確執があるとが報じたことで売りを誘発。ポンドドルは流動性の低い時間帯に1.23ドルや1.22ドルの節目をギブンされたことで、ストップロス狙いの売り仕掛けが観測。
— 日経平均株価指数のフジトミ (@fujitomi_8740) 2016年10月6日
ポンドを大量に持っていた中国がポンドぶん投げたという報道も。
しかし、わざわざ流動性の薄い時間に投げるのでしょうか?
ポンド安 中国説は ポンド安に耐え切れず損失覚悟の売りを国慶節前に出したというお話みたいです ・・・・・・ 雇用統計前なので 余計 リスク取りたくなかったんですかね
— 満州中央銀行 (@kabutociti) 2016年10月7日
JFXの小林社長のツイートでは、ロイター通信は何かしらのフローが出たことや、オプション絡みの影響があったとの見解。
ロイター引用
8:45
ポンド急落のトリガーについては要因が特定できていないが、アジア時間の早朝の流動性が極めて薄い中で、フローが主導したとの見方が出ている。
また、きょう期日のオプションも下げ幅拡大に寄与した可能性があるという。市場の一部では誤発注との見方も出ていた。— 為替 小林芳彦 JFX (@JFXkobayashi) 2016年10月7日
グローバルインフォによると誤発注だったということから、最終的には『早朝の薄い時間に誤発注で急落したところにストップロスの誘発やアルゴリズムが走り始めてフラッシュクラッシュが発生した』ということでしょうか。
そして、気になる個人投資家のポジションは、なんとけっこうなロング!!
個人投資家は昨日終了時点でポンドロングでした・・・ pic.twitter.com/RiKA0k4GmS
— 神田卓也 (@KandaTakuya) 2016年10月7日
マーケットでは5000~6000本の売りが出たとのうわさも流れています。
そんななか100万円を稼ぎ出す猛者も出現。
筆者のLINEグループでは450pipsをゲットした人がいましたが、損をした人は皆無。
早朝だっただけに、急落の瞬間を見れたという人は少なかったようです。
こういった乱高下があった日はどこかでもう一発強烈な値動きが発生する気がしますが、果たしてどうなるでしょうか。
ポンドですから、欧州時間入りに注目したいと思います。
しかし、雇用統計前にやってくれましたね~。。
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児山将
みんなの外為で記事を書いています。 大学生の時からFXを初めて6年以上。FXの楽しさを伝える為に、みんなの外為を盛り上げていきます。初心者の方でも分かり易く学べるように、難しい専門用語やマーケットの説明、FX業界について記事にしていきます。 みんためのTwitterでもつぶやき中!