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黒田日銀、当日よりも翌営業日からの値動きにも注意!

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いよいよ、注目の2大イベントが目前に迫ってきました。まず1つ目。
日本時間28日午前3時に発表されるFOMC。前回の当欄でお伝えをした通り、政策金利は据え置かれることは既定路線。市場の注目は6月の利上げに繋がるヒントが声明文で得られるかということ。

このところのルー財務長官の発言、さらには直近のFOMC声明文から考えると、米国はドル安を望んでいることが伺えますので、敢えてタカ派的な声明文を出すとは考えにくい―「今後の経済指標次第」といういつもの文言に落ち着くものと思われます。

昨晩のNY市場、原油高に伴い円売りが進んでいましたが、あくまでもこれまでの円買いポジションの手仕舞いによるものとの認識、決して、新規のポジション構築というものではないでしょう。

正直出てみるまで分からない日銀の対応

そして、その数時間後に日銀政策決定会合の発表が予定されています。まず、注目すべきは発表される時間。概ね何も無ければ、12時20分までには何らかの発表がなされますが、その時間が過ぎるごとに市場は何らかの変更がなされるのではと、構えることになります。

先週金曜日、ご存知の通り、ブルームバーグの<>「金融機関の貸出にもマイナス金利適用を日銀が検討」との記事を受け、今回の結果に対するハードルはかなり高くなったと言わざるを得ません。ただ、エコノミストの追加緩和有無の見方は半々。こればっかりは結果が出てみるまで分からないという言い方にもなりますが、黒田日銀がGWを前に市場を混乱させる対応を取ってくるのか否か、今後の相場を占う上でかなり重要なイベントとなることは間違いなさそうです。

直近2回の日銀政策会合(昨年12/18・今年1/29)の日経平均株価とドル/円の当日の値幅を確認したところ、日経平均はいずれも900円弱(12/18陰線 1/29陽線)、ドル/円はそれぞれ2.5円、3.2円とボラティリティがかなり高かったことが確認できます。今年1月時の値動きは当日こそ上昇しましたが、翌営業日から大きく下落したことは記憶に新しいところ(1/29の高値から2/12の安値で見ると日経平均は約2,700円下落)。29日からGWに突入、くれぐれも決め打ちしたトレードは避けた方が良いと考えます。

今回のイベントは主として対円でのものとなることを考慮すると、ドルストレート通貨ペアでの取引は一考の余地ありと言えそうです。

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出所:Bloomberg 赤丸:日銀政策会合開催日

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!