【ロンドン市場】米FOMC控えて動きにくい、ユーロは伊予算合意で堅調

19日のロンドン市場は、米FOMCを控えて全般に動きにくい展開。ドル円は112円台前半での揉み合い。欧州通貨はユーロが堅調な一方で、ポンドは上値が重くまちまちの動き。イタリア予算についてEUと伊政府が合意したと報じられており、EUは制裁措置を保留すると表明した。明日に年内最後の英中銀会合を控えるなかで、きょうの英物価指標は伸びが鈍化している。豪ドルは東京での上昇を消す動き。欧州株や米株先物はハト派のFOMCへの期待もあって堅調に推移。原油先物は前日からの安値付近で底這い状態。

ドル円は112円台前半での取引。ロンドン市場では東京市場からのレンジ内で値動きが次第に112.30-40レベルへと収束している。欧州株高には反応を示さず、FOMC待ちのムードが続いている。

ユーロドルは1.14ちょうど近辺での取引。ロンドン市場では、東京午後の1.1380-90レベルでの揉み合いを上放れており、高値を1.1414レベルまで伸ばした。イタリア予算についてEUと合意したとの報道がユーロ相場を下支えしている。イタリア債やイタリア株が買われている。ユーロ圏の建設業生産高が落ち込んだことで一時上げを消したが、再び高値を付ける動きとなっている。ユーロ円は128円を挟む上下動のなかで、高値を128.21レベルまで伸ばした。ドンブロスキスEU副委員長は、イタリアに対して過剰財政赤字手続きを行わない、2019年伊予算について結論を見出した、と正式に表明している。

ポンドドルは1.26台半ばでの取引。ロンドン序盤につけた1.2679レベルを高値に、その後は1.2632レベルまで下押しされた。ユーロドルとは対照的に上値が重い。ポンド円も142.50レベルをつけたあとは売りが継続して、141.93レベルまで下押しされた。ユーロポンドは再び0.90台乗せへと上昇。11月の英消費者物価指数は前年比+2.3%と予想と一致したが、前回+2.4%から伸びが鈍化した。同小売物価指数も前年比+3.2%と前回の+3.3%から低下。同生産者物価指数は産出の前年比が+3.1%と予想+3.0%を上回ったが、前回値+3.3%からは伸びを欠いた。また、10月の英住宅価格指数は前年比+2.7%と事前予想+3.4%を下回ったうえ、前回値が+3.5%から+3.0%に下方修正された。一連の物価指標の伸び鈍化がポンド売り圧力となっていた。あすは年内最後の英金融政策委員会の結果が発表される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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