【ロンドン市場】ドル売りに傾く、株安でドル円111円台、英MPCは無難に通過

20日のロンドン市場は、ドル売りが優勢。前日の米FOMCで米株が大幅安となった流れを受けて欧州株も下落、為替市場ではドル円が112円割れから111円台後半へと下げ続けている。前日NY市場ではドル買いに押されたユーロドルポンドドルもロンドン序盤から反転して上昇。ユーロドルは1.13台後半から買われて、1.14台後半まで上伸。前日の下げを消して、上昇に転じた。ポンドドルも堅調。1.26台前半から一時1.27台をつけた。ただ、英金融政策委員会(MPC)ではブレグジットのリスクが強く意識されたことで上昇は一服している。クロス円は欧州株安とともに円買いが先行したが、反転している。ユーロ円は127円台半ばから128円台前半へ反発。ポンド円は141円台半ばから142円近辺での上下動。米債利回りは小幅に振幅しているが、2.75%から2.77%と前日からの低水準で引き続き推移している。

ドル円は111円台後半での取引。東京市場で112円台半ばから112円台前半に下落した流れが継続している。米FOMCが期待ほどハト派の内容とならなかったことで前日の米株が大幅安となり、きょうも日本株やアジア株が下落。リスク回避ムードが広がるなかで、欧州株も売りが強まっている。ドル円は112円台割れから111.66レベルまで安値を広げた。その後の戻りは限定的。

ユーロドルは1.14台後半での取引。前日のNY市場ではドル買いに押されて1.13台後半へ下落していた。東京市場でも安値付近での揉み合い。しかし、ロンドン勢は買いから参入した。1.14台を回復すると前日NY高値1.1440レベルを上回り、一時1.1486レベルまで上伸した。ユーロ円も127.46レベルまで下押しされたあとは128.39レベルまで反発。いずれも下げを消す動き。ショートカバーを交えた荒っぽい値動きになっている。

ポンドドルは1.26台後半での取引。英金融政策委員会(MPC)の発表を控えてユーロドルとともに堅調な動きをみせた。1.26台前半から一時1.2707レベルまで上昇。英小売売上高が予想を上回ったことも好感されたもよう。英MPCでは予想通り政策金利および資産購入枠を9対0で決定した。声明では、11月以降、ブレグジットに対する緊張感が高まった、ブレグジットが引き続き主要な課題、などとしている。ブレグジットのリスクが意識されたことでポンド買いは一服、1.26台後半へと水準を下げている。ポンド円は序盤に141.41近辺まで下落後、142円ちょうど近辺まで反発。その後は上値が重くなっている。

スウェーデン中銀は政策金利を-0.50%から-0.25%に引き上げた。市場では据え置き派と利上げ派が存在していたが、据え置き派がやや優勢だった。発表を受けてクローナが一時急伸している。ユーロ/クローナは10.36台から一気に10.25近辺まで下落。スウェーデン中銀は、次回の利上げはおそらく来年下期になる、としている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

minkabuPRESS編集部所属