【ロンドン市場】ドル売り優勢、株高も米債利回り低下に押される

28日のロンドン市場は、ドル売りが優勢。米債利回りの低下とともに、ドル円の下げが主導している。ドル円は110円台前半へと下落。前日NY市場で米株が急反発したことを受けて、欧州株は堅調な動き。米株先物もマイナス圏から上昇に転じている。ただ、クロス円はドル円の下げにつれて売りが先行。ユーロドルやポンドドルも売りが先行した。しかし、株高の影響もあってユーロドルやポンドドルが上昇に転じ、クロス円の下げも一服している。ただ、欧州株の大幅上昇の割にはリスク選好の動きは盛り上がらない。米政府機関の一部閉鎖や米中貿易摩擦の深刻化など不安材料も多く、乱高下する株式動向には反応しにくい面もあるようだ。

ドル円は110円台前半での取引。東京市場で110円台後半から上値が重くなった流れが継続。ロンドン序盤には110円台前半へとじり安の動きとなった。中盤にかけても売られ、安値を110.24レベルまで広げた。12月25日安値110.00レベルを意識する値動きになっている。米債利回りは2.75%近辺へと小幅の低下。欧州株高には反応薄。

ユーロドルは1.14台後半での取引。序盤に1.1430近辺まで下押しされたあとは、上昇に転じて高値を1.1473レベルに伸ばした。ユーロ円は売りが先行し、安値を126.31レベルに広げた。その後はユーロドルの上昇とともに126.60近辺まで反発。ただ、ドル円の売り圧力が続くなかで上値は重い値動きになっている。この日発表されるドイツ消費者物価速報に先立って、一連の各州ごとのデータは伸びを欠く内容となっていた。ドイツの物価の伸び鈍化が示されている。

ポンドドルは1.26台後半での取引。ユーロドルと同様に序盤は1.2640近辺へと下押しされ、東京午前の上昇を帳消しにする場面があった。しかし、その後は買いが強まり、高値を1.2697レベルまで伸ばしている。ポンド円は下に往って来い。序盤に140円割れから139.50近辺まで下落したあとは再び140円台乗せ。足元では140円挟みで売買が交錯している。対ユーロではややポンド買いの動きになっている。米債利回り低下と欧州株高の動きに方向性が錯綜する相場展開になっている。来年1月の英議会採決など重要イベントを控えて落ち着かない相場が続いている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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