【ロンドン市場】手掛かり少なく方向感に欠ける取引、ドル円108円台後半

9日のロンドン市場は、方向感に欠ける取引となっている。ドル円は108円台後半での揉み合い。ユーロドルは1.14台、ポンドドルは1.27台での上下動。対欧州通貨ではドル売りが先行したが、すぐに反転した。ドル指数は前日からのレンジ内での推移にとどまっている。市場では3日間に及んだ米中次官級の通商協議が終了したことで、その内容を待ちかねているが、声明の作成にてこずっているもよう。待ちの状況が続いている。独貿易・経常黒字の拡大や米MBAローン申請指数の大幅増などは特段材料視されなかった。欧州株は堅調、原油先物は上昇などリスク動向は回復しているが、一段の円安の動きは小幅にとどまっている。ユーロ円は124円台後半、ポンド円は一時139円台乗せも買いは続かず。

ドル円は108円台後半での取引。東京市場からの揉み合い水準での取引が続いている。上値を試す場面では109.00レベルまでにとどまっており、欧州株高の動きには反応薄。109円台では相応の売り注文が控えていそうだ。東京市場ではトランプ米大統領の演説は肩透かしに終わっており、市場では米中通商協議の内容を見極めたいと待ちの姿勢。現時点では声明発表はみられていない。

ユーロドルは1.14台半ばでの取引。序盤には上値を1.1479レベルまで広げたが、その後は1.1440近辺まで反落。方向性に欠ける振幅となっている。ユーロ円も序盤に124.97レベルまで高値を伸ばしたが、125円台乗せには失敗。その後は124.50台までの反落。東京市場での124円台後半での取引からは離れられない状況。11月のドイツ貿易黒字は205億ユーロに拡大、事前予想を上回った。同経常黒字は214億ユーロと予想には届かなかったが、前回からは黒字幅が拡大した。また、11月ユーロ圏失業率は7.9%に低下、2008年10月以来の低水準となった。いずれにもユーロ相場は反応薄だった。

ポンドドルは1.27台前半での取引。序盤には1.2777レベルまで高値を伸ばしたが、その後は急反落して1.2720近辺まで下押しされた。その後は上値が重くなっており、1.27台前半で推移している。ポンド円は上に往って来い。139.10近辺まで買われたが、大台は維持できず反落。138.50レベルでは下げ止まっている。対ユーロでは、ポンド買い先行もすぐに押し戻されている。きょうから英EU離脱協定案の英議会審議が始まる。採決は15日に承認される見込み。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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