【ロンドン市場】ECB理事会控えて、ユーロドル軟調、総じてドル買いに

24日のロンドン市場は、ECB理事会を控えてユーロドルが下落。その他主要通貨に対してもドル買いが優勢になっている。序盤は1.30台前半へとポンドドルの下げが先行、前日の大幅上昇に反動が入る格好だった。続いて一連の1月ユーロ圏PMI速報値が弱含んだことを受けてユーロドルが1.13台前半へと下押し。今回のECB理事会ではスタッフ経済見通しは発表されないが、ドラギ総裁会見でのハト派姿勢への思惑が広がっているもようだった。豪ドルは東京午後の下落の勢いが継続して、0.71台割れへと下値を広げている。ドル円は欧州株が上昇するなかでじり高となり、高値を109.80近辺に広げた。ECB理事会とともに、市場では米政府機関閉鎖解除に向けた暫定予算の採決への期待もあるようで、ドル買いの背景として指摘する向きもあった。

ドル円は109円台後半での取引。東京市場で109円台半ばから次第に水準を上げる動き。ロンドン序盤には109.60-70レベルに揉み合ったが、再び高値を109.80レベルまで伸ばした。ただ、ユーロドルの下落などに連れる形で、値幅は限定的だった。米債利回りは小幅低下。欧州株は上昇とまちまちの動き。

ユーロドルは1.13台半ばでの取引。東京市場では1.1390近辺に高止まりしていたが、ロンドン早朝からはじり安となる。一連のユーロ圏PMI速報値では、まずフランスの結果が発表され、非製造業の落ち込みを受けてユーロ売りが強まった。続くドイツでは非製造業が予想を上回り買い戻される。そして、ユーロ圏全体の数字は製造業、非製造業、総合など各項目が弱含み再びユーロ売りが強まった。ロンドン中盤にかけては下値を1.1330レベルまで広げた。ユーロ円はロンドン早朝に125円に向けた動きがみられたが、上値は重く反落。取引中盤には124.37レベルまで下押しされた。ECB理事会ではスタッフ経済予測は発表されず、ドラギ総裁会見に注目が集まっている。足元での世界経済成長の鈍化見通しを受けて、ややハト派に傾くとの期待もあるがどうか。

ポンドドルは1.30台前半での取引。前日は1.30台後半まで力強く上昇した。ロンドン朝方にはポジション調整的な売りに上値追抑えられじり安となる。ユーロドルの下落とともに1.3017レベルに安値を広げている。カーニー英中銀総裁がダボス会議で発言しており、ブレグジットに対する柔軟な対応姿勢が強調されていたようだ。世界経済の制限速度は下がってきている、とも指摘しており、やや慎重な面もあった。ポンド円は143円台前半から142.83レベルまで下落した。対ユーロでは売買が交錯しており0.87台を挟んで方向性に欠けている。クルツ・オーストリア首相は、英EU離脱の延長は次回欧州議会選挙を越えるべきではない、と述べた。次回欧州議会選挙は5月23-26日の予定。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

minkabuPRESS編集部所属