【ロンドン市場】英議会の採決待ち、英欧株は買い優勢でやや円売りに

29日のロンドン市場は、やや円安の動きが優勢。英議会での修正案などの審議・採決を控えてポンド相場が神経質に振幅しているが、方向性は希薄。英株が期待先行で買われており、連れて欧州大陸株も堅調に。ドル円クロス円は東京市場での下げを消して、高値を小幅に伸ばしている。ただ、一連の米企業決算を受けて米株先物は上げ幅を縮小しており、不透明感は残っている。ドル円は109円台前半から半ばへ、ユーロ円は125円台を回復、ポンド円は144円台を回復している。豪ドル円も78円台前半で底堅い。

ドル円は109円台半ばでの取引。東京午前に109.13レベル安値をつけたあとは、下げは一服。ロンドン市場では109.20-30レベルでの揉み合いから上抜けると高値を109.47レベルまで広げている。欧州株が堅調に推移しており、円買いポジションが巻き返されている。ただ、このところ同水準での取引が続いており、方向性は見出しにくい取引となっている。

ユーロドルは1.14台前半での取引。ロンドン朝方に1.1450レベルまで買われたあとは、1.1420台へと反落。上に往って来いとなっている。ユーロ円は欧州株高とともに買いが優勢になり、124円台後半から一時125.24レベルまで買われた。いずれも前日NY高値を上回ったものの、上に走る動きにはつながっていない。対ポンドでは売買が交錯している。この日は目立ったユーロ圏経済指標は発表されていない。EU報道官は、ブレグジットについて新たな材料は無い、英議会の動向を見守る、とした。

ポンドドルは1.31台後半での取引。神経質な上下動となっており、序盤に1.3130レベルまで下落したあとは、高値を1.3177レベルに広げるなど方向感に欠けている。ポンド円は序盤に143.41レベルの安値をつけたあと、144.20レベルまで買われた。足元では144円を挟んだ取引となっている。英議会採決は複数の案件について実施される。一部報道によるとロンドン時間夕刻、日本時間30日早朝に行われるもよう。市場では、合意なき離脱の回避やEU離脱期限の延長などをめぐる法案の結果を注視している。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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