【ロンドン市場】欧州通貨売りでドル高に、ドル円は110円近辺

5日のロンドン市場は、ドル高の動き。ユーロポンドが非製造業PMIのさえない結果を受けて売られており、対ドルでの動きがドル買いにつながった格好。ユーロドルは1.1410台、ポンドドルは1.30ちょうど近辺まで下押しされている。特にポンドは対ユーロでも軟調になっている。ポンド円は一時143円割れ。その一方で、豪中銀声明をめぐり東京市場で買われた豪ドルは、やや上昇一服も下値の堅い値動き。欧州株高やNY原油、鉄鉱石先物などの堅調な動きが下支えしている。ドル円は110円台に再び乗せる場面があったが、上値は抑えられており、東京高値110.04レベルに顔合わせするにとどまっている。ただ、下値も109.80近辺までと高値圏での推移は続いている。

ドル円は109円台後半での取引。東京市場で110円台をつけたあとは、ロンドン早朝に109.78レベルまで下押しされた。その後、再び110.04レベルまで買われたが、東京午前の高値に顔合わせする程度で上値は抑えられている。米債利回り上昇、欧州株や米株先物の上昇などの支援材料もあり、109.90台での揉み合いとなっている。

ユーロドルは1.14台前半での取引。この日発表された一連の1月欧州非製造業PMIがさえない結果だったことで売り圧力がかかった。特に、成長鈍化が懸念されているイタリアでは49.7と50割れへと低下していた。小幅に上方改定されたもののフランス確報値も47.8と引き続き50割れ。ドイツは53.0と若干の下方修正。ただ、ユーロ圏全体では51.2と速報値50.8から上方改定された。ユーロドルは1.1412レベルまで安値を広げたあとは、1.1410-20レベルでの揉み合いとなっている。ユーロ円は序盤に125.41レベルまで下落したあとは125.50-60レベルを中心とした揉み合いになっている。

ポンドドルは1.30台前半での取引。この日発表された1月の英非製造業PMIが50.1と予想以上の低下となったことで売りが広がった。2016年7月の英国民投票直後の数字以来の低水準となった。ポンドドルは1.3050近辺から一時1.2997レベルまで下押しされた。その後の反発は限定的。ポンド円は143.50レベルを一時上回ったものの、弱い英指標を受けて142.91レベルと143円の大台割れまで下落した。ユーロポンドは序盤に0.8750近辺へと下押しされたが、反転して0.8780近辺へと買われた。株式市場の堅調な動きも、対欧州通貨のクロス円では上値を抑えられている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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