【ロンドン市場】豪ドル軟調、その他主要通貨では円買い先行も一服

6日のロンドン市場は、円買いが先行した。東京市場で豪ドルが大幅下落した流れを受けてロンドン序盤にも売り圧力が継続。欧州株が軟調にスタート、原油先物の軟調な動きもあって総じて円が買われた。ユーロにとってはドイツ製造業受注が弱かったことも重石。ただ、取引中盤にはドル円に買い戻しが入り、円買いは一服。ポンドは比較的下げが限定的。あすの英金融政策委員会の結果発表や、メイ英首相の訪欧を控えてこのところのポンド売りに調整が入った面があったようだ。ドル円は109円台後半、ユーロ円は124円台後半、ポンド円は142円を挟む取引。豪ドル円は78円台前半と東京高値水準からは1円超の円高水準での推移。

ドル円は109円台後半での取引。欧州株が軟調にスタートするとともに、ドル円は一時109.56レベルまで安値を広げた。その後は下げ渋り、109.70台へと反発している。東京市場では一時110円台をつけたが、上値では売りが待ち構えるパターンが続いている。この日は豪中銀総裁のハト派発言で豪ドル円が大幅安となったことも、ドル円の上値を抑えていた。

ユーロドルは1.13台後半での取引。ロンドン朝方に1.1380レベルまで安値を広げた。その後の反発は1.14台には届かず、上値重く推移している。ユーロ円は124.82レベルまで下落したあとは一時125円台を回復。ただ、上値は重く125円を挟む水準で売買が交錯している。この日発表された12月のドイツ製造業受注は前月比-1.6%と事前予想+0.3%から大幅に落ち込んだ。1月のドイツ建設業PMIも50.7と前回の53.3から低下。一連の弱い経済指標を受けて、市場では早くも来週のドイツ第4四半期GDP速報値の下振れを警戒する声も上がっていた。2期連続のマイナスとなれば、リセッション入りとなる。

ポンドドルは1.29台半ばでの取引。序盤に1.2925レベルまで下押しされたが、前日安値は下回らず。その後も反発は1.2974レベルまで。ポンド円は141.76レベルまで下押しされたあとは142円台に戻している。引き続き上値は重いものの、下押しも一服。あすには英金融政策委員会(MPC)の結果が発表される。四半期インフレ報告やカーニー英中銀総裁会見もセットされるスーパーサーズデーとなる。また、あすはメイ英首相がブリュッセル入りして、ユンケルEU委員長と会談する予定になっている。再交渉を引き出せるのかどうかが注目されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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