【ロンドン市場】欧州通貨が下落、英欧ともに成長見通し引き下げで

7日のロンドン市場は、ポンドユーロが下落。EUや英中銀が成長見通しを引き下げたことが両通貨に対する売り圧力を強めた。ドイツ鉱工業生産やイタリア小売売上高が弱かったこともユーロ売りに。英中銀は金融政策の据え置きを予想通り全会一致で決定。注目のインフレ報告では、成長見通しが引き下げられポンド売りを誘った。インフレは2-3年先で2.1%と安定した見方だった。ただ、ブレグジットに関する不透明感が経済データにボラティリティーを高めるとしていた。また、メイ英首相がユンケルEU委員長を会談したが、予想通り再交渉を拒否された。ただ、担当チーム間の協議を進めるとしており、2月末までには両首脳が会談を行うとした。ユーロドルは1.13台前半、ポンドドルは1.28台半ばまで下落。クロス円も下押しされた。ドル円は一時110円台乗せも、再び109円台後半に反落するパターンが続いている。

ドル円は109円台後半での取引。ロンドン序盤は、ユーロドルやポンドドルや安値を広げるなど、ドル買いの動きが優勢。そのなかで、ドル円は再び110円台に乗せ、本日高値を110.09レベルに更新した。しかし、欧州株が軟調に推移するなかで、クロス円とともにドル円にも売り圧力がかかり、109.70台へと反落している。

ユーロドルは1.13台前半での取引。1.13台後半から1.1320台へと軟化し続けている。ユーロ円は125円台手前から124.40近辺へと下押し。12月ドイツ鉱工業生産や12月イタリア小売売上高がいずれも弱い結果となった。また、ECB月報では、経済に下方リスクが増大、労働コスト上昇が物価全般へと波及していない、今後数か月はインフレが鈍化する見込みとしていた。EUはユーロ圏やドイツ、イタリアなどの成長見通しを大幅に下方修正した。

ポンドドルは1.28台後半での取引。1.29台前半から英中銀発表後は一時1.2854レベルまで下落、その後も1.28台での推移。ポンド円は142円台前半から141.13レベルまで下押しされた。メイ英首相がユンケルEU委員長と会談したものの、EU側は合意内容の再交渉を拒否した。英中銀は金融政策の据え置きを予想通り全会一致で決定。注目のインフレ報告では、成長見通しが引き下げられポンド売りを誘った。インフレは2-3年先で2.1%と安定した見方だった。ただ、ブレグジットに関する不透明感が経済データにボラティリティーを高めるとしていた。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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