【ロンドン市場】ドル買いが優勢、ドル円は110円台にしっかり乗せる

11日のロンドン市場は、ドル買いが優勢。ドル円は110円台に再び乗せると高値を110.28レベルまで伸ばし、昨年末以来の高値水準となっている。ポンドドルが一時1.29台割れまで下落。この日発表された英GDP速報値や鉱工業生産などが弱い結果となったことに反応した。ユーロドルも連れ安となり一時1.13台割れとなった。春節明けの中国株が大幅高となり、欧州株も堅調に推移している。クロス円は円売りが優勢だが、取引中盤には上げ一服。英EU離脱問題については、目立った進展は報じられていない。一部報道によるとスペインで右派主導で早期総選挙を求める動きが高まっており、今後の火種となりそうだ。

ドル円は110円台前半での取引。東京不在のアジア市場では109円台後半でじり高の動きだった。春節の連休明けの上海株が大幅高となり、リスク動向が改善したことに反応。欧州株も反発している。ロンドン序盤には110円台に乗せると直近高値110.16レベルを上回り、一時110.28レベルまで上昇。今年の高値を更新している。その後も110円台ではしっかりとした相場展開になっており、先週までのすぐに109円台に売り戻されるパターンには変化がみられている。このあとのNY市場では110円台が定着するのかどうかが試される。

ユーロドルは1.13近辺での取引。アジア時間には1.1320-30レベルで揉み合っていたが、ロンドン序盤には売りに押される。米債利回りが上昇して取引を開始しており、ドル買いの動きに。一時1.13台を割り込み、安値を1.1297レベルまで広げた。1月24日以来の安値水準となった。その後は買い戻しが入ったが、再び上値が重くなっている。ユーロ円は124円台半ばから一時124.74レベルまで買われた。その後は再び124円台半ばで売買が交錯している。一部報道によるとスペインで右派主導で早期総選挙を求める動きが高まっており、今後の火種となりそうだ。スペイン債とドイツ債の利回り格差が広がっている。

ポンドドルは1.29近辺での取引。アジア時間には1.2930-40レベルで揉み合っていたが、ロンドン序盤には売りに押される。この日発表された一連の英経済指標が弱かったことに反応した。一時1.2895レベルまで下落。その後買戻しが入ったが、再び1.29台割れと軟調。ポンド円は神経質な上下動。アジア時間には142円台前半でじり高となったが、ロンドン序盤に141.90レベルまで下落。その後は142.56レベルまで上伸。その後は142円台前半での上下動となっている。対ユーロでも売買が交錯しており、0.8750-70を中心に振幅をみせている。EU離脱問題に関しては特段の進展は報じられていない。

第4四半期の英GDP速報値は前期比+0.2%と事前予想+0.3%に届かず、前回の+0.6%から大幅に伸びが鈍化した。設備投資が-0.5%と減少に転じたことが影響した。一方、個人消費は+0.4%と前回の+0.5%からは小幅の伸び鈍化にとどまった。12月の鉱工業生産、製造業生産もそれぞれ予想を下回った。鉱工業生産の前月比は-0.5%、事前予想は+0.1%だった。製造業生産は前月比+0.7%、事前予想は+0.2%だった。商品貿易収支は121.02億ポンドの赤字と、事前予想の118.92億ポンドを上回る赤字幅だった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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