【ロンドン市場】ドルがジリ安の動き、欧州通貨が堅調

19日のロンドン市場は、ドルがジリ安の動き。特にユーロドルポンドドルが本日高値を伸ばすなど堅調。明日の米FOMC会合の結果発表を控えて、ドル指数は約2週間ぶりの低水準となっている。市場では、前回の年内2回の金利見通しが1回に引き下げられるとの思惑がひろがっているもよう。また、この日発表された英失業率が44年ぶりの低水準となったことや、ドイツZEW景況感指数が予想以上に改善し、5か月連続の回復基調となったことなどがユーロやポンドの買いにつながった面もあったようだ。欧州株は総じて堅調に推移、NY原油先物が続伸するなどリスク動向は良好。ただ、ドル売り圧力に押されて、ドル円は111円台前半で上値重く推移している。

ドル円は111円台前半での取引。東京市場で111.16レベル安値をつけたあとは下げ一服。ロンドン序盤には111.30近辺まで下げ渋った。しかし、対欧州通貨でのドル売り圧力もあってドル円の上値は重く111.20近辺に再び軟化している。ただ、値幅は狭くあす発表のFOMCを控えての模様眺めムードに。欧州株の上昇などでクロス円は比較的堅調、ドル円の下げを抑制した面も。

ユーロドルは1.13台半ばでの取引。東京市場からのジリ高の流れが継続。ロンドン市場では1.1350付近での推移から高値を1.1358レベルまで小幅に伸ばした。ユーロ円は欧州株高を支援材料に一時126.40レベルまで買われた。ただ、伸びを欠いており126円台前半での取引にとどまっている。この日発表された3月の独ZEW景況感は-3.6と事前予想-11.0および前回の-13.4から大幅に改善した。5か月連続での回復基調。小売や建設など内需関連が好調だった。一方、自動車や金融などは引き続き景況感が低迷した。

ポンドドルは1.33近辺での取引。1.32台後半での揉み合いから取引中盤にかけて1.33台乗せへと上昇。ポンド円は147円台後半での揉み合いから一時148円台乗せへと買われた。対ユーロでもポンド買いが優勢。英欧の双方から離脱期限の延長について模索する動きが報じられている。バークレイ英EU離脱担当相は、けさの閣議でブレグジットについて協議する、と述べた。政府はEUとより長期間の離脱延期を協議する必要、としている。ドンブロウスキスEU委員は、EUは合意なき離脱の回避に努める、離脱延期の可能性についてその理由を知る必要、などと述べた。また、英雇用統計の改善もポンド相場を後押し。11-1月の英ILO失業率は3.9%と前回および予想4.0%を下回った。週平均賃金は+3.4%と事前予想+3.2%を上回り、前回と同水準となった。失業率は44年ぶりの低水準。雇用者数の増加も22.2万人と前回の16.7万人から加速した。EU離脱を控えて企業が慎重姿勢をとっているとみられていただけに、ポジティブサプライスの面も。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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