【ロンドン市場】ポンド売り主導でドル安は一服

21日のロンドン市場は、ポンドが下落している。EU離脱延期の時期をめぐり英国は6月30日までを要請したが、これに対して欧州側からは5月23日に欧州戦選挙を越える延長は認められないとの反論がでている。きょうの欧州首脳会議に先立ってトゥスクEU大統領とメイ英首相が会談を行うと報じられているが、双方の主張に食い違いを解決できるのか不透明感が広がっている。ポンドドルは1.32台前半から1.31台前半へと100ポイント超の下落。この動きに連れてユーロドルは1.14台割れへ。ドル円は序盤に110.30レベルに安値を広げたあとは110.60付近まで下げ渋り。前日米FOMCを受けたドル安の動きを戻す方向へと動いている。このあとは英金融政策委員会の結果発表やフィラデルフィア連銀指数、景気先行指数など一連米経済指標発表が控えている。

ドル円は110円台半ばでの取引。前日の米FOMC後に111円台半ばから110円台後半へと下落したあとを受けて、ロンドン序盤には安値を110.30レベルまで広げた。その後はポンドドルの下落をきっかけにドル買い方向に戻して110.66レベルまで反発。足元では110.50付近で英政策金利発表や米経済統計などのイベント待ちに。

ユーロドルは1.13台後半での取引。前日の米FOMC後は1.13台半ばから1.14台半ばまで急伸した。その後は1.14台前半での揉み合いが続いた。ロンドン序盤にはポンドドルとともに反落の動きとなり、1.14台割れから1.1384レベルまで下押しされた。ユーロ円は126.20近辺から125.69レベルまで下落したあと、戻りは126円近辺が重かった。欧州株は英FT指数が小高いほかは、独仏株などは軟調。この日は主要な欧州経済指標は発表されていない。

ポンドドルは1.31台前半での取引。前日の米FOMC後の上昇は1.3250付近までと比較的上値が重かった。きょうのロンドン市場では1.3220台から売りで始動。2月の英小売売上高は予想を上回ったものの買い反応はほとんどみられず。EU離脱延期の時期をめぐり英国は6月30日までを要請したが、これに対して欧州側からは5月23日に欧州戦選挙を越える延長は認められないとの反論がでている。きょうの欧州首脳会議に先立ってトゥスクEU大統領とメイ英首相が会談を行うと報じられているが、双方の主張に食い違いを解決できるのか不透明感が広がっている。ポンドドルは売られ続けて足元では安値を1.3106レベルに広げている。100ポイント超の下落幅に。ポンド円も146円ちょうど近辺から144.89レベルまで1円以上の下落。ユーロポンドも0.86台前半から後半へと上昇。ポンドは全面安に。このあとは英金融政策委員会の結果発表となるが、カーニー英中銀総裁の会見予定はなく、市場の関心は離脱延長期間をめぐる英欧の対決に集まりそうだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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