【ロンドン市場】ポンドが軟調、欧州株は小反発しドル円110円台維持

28日のロンドン市場は、ポンド相場が軟調。昨日の英議会では8つの代替案・プランBの投票が行われたが、いずれも反対多数だった。メイ英首相は辞任を示唆することで自身の英EU離脱案に賛成するように保守党議員に訴えかけている。しかし、明日に採決が行われる見込みは報じられていない。混迷の度を深める状況にポンドの上値は重い。ユーロ相場も売りが先行した。ドル円は一時110円割れ寸前まで下落。しかし、この日は欧州株が堅調に推移しており、ドル円は110.40台まで反発、ユーロ円は123円台後半から124円台前半へ、ポンド円は144円台半ばから145円台前半へと買い戻されている。ユーロ圏の一連の景況関連指標は弱く、ドイツ各州ごとの消費者物価指数も前回から伸び悩む結果が相次いだが、欧州株をにらんでリスク回避圧力は一服している。このあとは米GDP確報値、ドイツ消費者物価指数速報値などが発表される。

ドル円は110円台前半での取引。東京市場では英議会で代替案・プランBなどが相次いで否決されたことや、日経平均の下落を受けて円買いに押された。ロンドン序盤もその流れの延長線上で一時110.02レベルまで下落。しかし、欧州株が堅調に取引を開始すると大台割れは回避されて110.40台まで反発した。

ユーロドルは1.12台半ばでの取引。ロンドン朝方に1.1261レベルまでじり高となった後は、ポンド売りにつれて1.1234レベルまで安値を広げた。しかし、欧州株の上昇とともにユーロ円が買われると1.1250台まで反発した。ユーロ円は序盤に123.66レベルまで下押しされた後は、反転して124.36レベルまで上昇。その後は124円近辺で取引されている。ユーロ圏の景況感や業況判断指数などが予想を下回っており、欧州景気の鈍化懸念は継続。ドイツ各州ごとの消費者物価指数も1%台で伸び悩んでおり、ECB目標2%の水準からは遠のいている。

ポンドドルは1.31台半ばでの取引。昨日の英議会では8つの代替案・プランBの投票が行われたが、いずれも反対多数だった。メイ英首相は辞任を示唆することで自身の英EU離脱案に賛成するように保守党議員に訴えかけている。しかし、明日に採決が行われる見込みは報じられていない。混迷の度を深める状況となった。東京朝方にかけて1.32台半ばから1.31台半ばまで下落したあとは、東京市場では1.32近辺まで買い戻しが入った。しかし、ロンドン勢は再び売りで参入、安値を1.3126レベルまで広げた。欧州株の上昇でポンド売りは一服しているが、戻りは限定的。ポンド円はロンドン序盤に144.53レベルまで安値を広げた。その後は145円台へと買い戻されているが、東京市場での145円台前半での揉み合い水準にも届いていない。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

minkabuPRESS編集部所属