【ロンドン市場】ポンドが上下動、英議会での採決控えて神経質

29日のロンドン市場は、ポンドが激しく上下動。序盤はドル買いが先行した。早朝には調整の動きでドル安方向に押される場面があったが、ロンドン勢がポンド売りで参入すると、ユーロドルも下落。いったん小緩んだドル円相場も持ち直している。欧州株は買いが先行。北京での米中閣僚級通商協議を終えて、ムニューシン米財務長官が建設的な貿易協議だった、と発言しており、上海株が大幅高となった流れを受けたもの。この日発表された英GDP確報値は前年比+1.4%とやや上方改定されたが、経常赤字は予想以上に拡大した。ドイツ失業率は4.9%と東西ドイツ統合以降の最低水準を記録した。ただ、ドル買いはここまで。ポンドには逆に買いが強まっており、序盤の下落を消す動きに。ポンドドルは1.30台割れを試したあとは1.31台前半へと急反発。ポンド円も144円割れを回避すると145円台に乗せる動き。そのなかで、ドル円は110円台後半、ユーロドルは1.12台前半、ユーロ円は124円台前半での取引にとどまっている。

ドル円は110円台後半での取引。東京市場で上値が重くなった流れを受けて、ロンドン朝方には110.54レベルまで下押しされた。しかし、欧州株が堅調にスタートし、米債利回りが上昇。取引中盤にかけては110.80台へと再び上昇している。米10年債利回りは2.42%台へと上昇。

ユーロドルは1.12台前半での取引。序盤は売りが先行。ポンドドルの下落とともに1.1210レベルまで下値を広げた。今週の安値を広げている。しかし、大台割れには至らず。その後はポンドドルの反発とともに1.1230台と、ロンドン朝方の水準に戻している。ユーロ円は124.13レベルまで売られたあとは、124.50台へと反発。東京午前ンの高値水準にほぼ顔合わせ。ドイツ失業率は4.9%と東西ドイツ統合以降の最低水準を記録したが、特段の反応はみられなかった。

ポンドドルは1.30台前半での取引。英議会でのEU離脱案の三度目の採決を控えて、神経質な上下動をみせている。ロンドン勢はポンド売りで参入し、ポンドドルは1.3004レベルまで下落。しかし、大台割れには至らず反発。取引中盤には離脱案が可決するとの期待が広がったもようで、ポンドは急反発。高値を1.3136レベルまで伸ばした。ポンド円は144円台後半から144.08レベルまで下落した後は、一気に145.49レベルまで買い上げられる激しい展開。オプション関連の注文が交錯しているとの見方もあり、イベント前は方向感に欠ける値動きになっている。この日発表された英GDP確報値は前年比+1.4%とやや上方改定されたが、経常赤字は予想以上に拡大した。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

minkabuPRESS編集部所属