【ロンドン市場】明日のイベント控えて動きにくい、ポンドは神経質に上下動

9日のロンドン市場は、ポンドが神経質に振れたほかは、値動きが鈍い。あすにEU臨時首脳会議、米消費者物価指数発表、米FOMC議事録公表などの注目イベントを控えており、一方向にポジションを傾けたくない状況にあるようだ。欧州株は小高く推移しているが、円売り圧力は限定的。豪ドルは堅調に推移しているが、原油高が背景となっているもよう。ドル円は111円台前半で上値重く推移。ユーロドルは1.12台後半でジリ高。ユーロ円は125円台半ばでのレンジ取引。そのなかでポンド相場が神経質に振幅。メルケル独首相が、、英EU離脱のバックストップに5年の期限を設定することを提案している、と報じられポンド買いに。しかし、独政府やEU首席交渉官はこれを否定し、売り戻しに。ポンドドルは1.30台半ばから1.31台前半で、ポンド円は145円台前半から146円乗せ水準で上に往って来いとなった。EU側が離脱の長期延期を、英国側は6月30日までの短期延期をと主張は噛み合っていない。英政府には労働党との協議が引き続き難関。

ドル円は111円台前半での取引。東京市場では111円台半ばから上値が重くなった。ロンドン市場でもその延長線上の動き。安値を111.24レベルに広げている。ただ、欧州株の上昇もあって、円高圧力は限定的。

ユーロドルは1.12台後半での取引。1.1260-70レベルでの揉み合いをやや上抜けているが、高値は1.1281レベルまでと値幅は限定的。ユーロ円は125.31レベルから125.61レベルでのレンジ相場。ポンド相場の上下動に振れたが、ユーロ自体の方向感は乏しい。あすのEU臨時首脳会議、米消費者物価指数発表、米FOMC議事録公表などのイベントを引けて様子見ムード。

ポンドドルは1.30台後半での取引。ポンド相場は神経質に上下動した。メルケル独首相が、英EU離脱のバックストップに5年の期限を設定することを提案している、と報じられると、一気にポンド買いが強まった。しかし、独政府報道官やバルニエEU首席交渉官は、この報道内容を否定した。ポンドは上昇を消す動きとなっている。あすのEU臨時首脳会談では、EU側が長期の離脱延長を英国に迫るとみられている。一部には、残留を提案する可能性もあるという。メイ英首相には、6月30日までの延期要請の目的を明確化することが求められている。ポンドドルは一時1.3122レベル、ポンド円は146.06レベルまで上伸したが、すぐに1.30台後半、145円台半ばへと売り戻されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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