【ロンドン市場】リスク選好の円安の動き、中国貿易統計や米企業決算を好感

12日のロンドン市場は、リスク選好の円安の動き。3月の中国貿易統計が発表され、輸出の伸びが大幅だったことが好感された。また、一連の米企業決算発表の皮切りとして大手金融機関JPモルガンの第1四半期決算が予想を上回ったことも好材料だった。米株先物や欧州株が総じて買われている。一時下押しされたNY原油先物も64ドル台半ばへと再び上昇。今週水曜日の一連の注目イベントを無難に通過したことで、投資資金にゴーサインがでた面もあるようだ。東京市場では買収関連のユーロ円買いのフローが観測されていたが、ロンドン市場でも126円台後半へと高値を伸ばしている。豪ドル円も勢い付いて80円台乗せ。ポンド円は146円台半ば、ドル円は112円手前へと高値を伸ばしている。対ドルではドル売りが優勢。ユーロドルは1.13台に乗せている。

ドル円は112円付近での取引。東京市場からジリジリと水準を上げる展開となっている。ロンドン市場では111.99レベルと112円をうかがう水準まで上昇。下押しは浅く111.80台までにとどまっている。東京市場から引き続きユーロ円や豪ドル円などクロス円の買いが活発で、ドル円を下支えしている。欧州株は序盤の下げを消してプラス圏に転換。NY原油先物は63ドル台後半から再び64ドル台半ばへと上伸している。中国貿易統計での輸出の伸びが好感されたもよう。米金融機関決算が好調だったことも好材料。

ユーロドルは1.13台前半での取引。東京市場午前に1.12台半ばから1.12台後半へと買われたが、その後は揉み合い商状となった。ロンドン勢は再び騰勢を強めており、1.13台乗せから高値を1.1322レベルまで伸ばした。1.13台乗せは3月25日以来。ユーロ円も126円台前半から再び買われて、高値を126.77レベルまで伸ばした。来週にドイツ政府が今年の成長見通しを1.0%から0.5%に引き下げる見通しと報じられたが、ユーロ売り反応はみられなかった。バイトマン独連銀総裁は、独輸出動向が経済成長全体に与える影響は限定的とし、英EU離脱関連の混乱が世界経済に不透明感を与えるも、年後半には個人消費が回復する見込みとした。

ポンドドルは1.30台後半での取引。ユーロドルと比較すると売り圧力がある分、売買が交錯している。1.30台後半での上下動のなかで取引中盤には高値を1.3090レベルまで伸ばしている。ポンド円はユーロ円に連れ高。146円ちょうど近辺から146.59レベルまでの上昇。ユーロポンドはユーロ買いが優勢で、0.86台前半から半ばへと水準を上げている。EU離脱関連の報道は一巡している。英議会はイースター関連で12日間の休会をするとしており、しばらくは材料難となりそうだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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