【ロンドン市場】リスク回避の動き再燃、株安とともに円高に

15日のロンドン市場は、円高の動きが優勢。欧州株が反落するなかで、米株先物も下げに転じている。米10債利回りは一時2.37%近辺に再び低下。為替市場ではリスク回避の円買い圧力が広がり、ドル円は109円台後半から前半へ再び下落。ユーロ円は122円台前半、ポンド円は一時141円台割れへと下落。豪ドルは75円台半ばへと一段安。東京午前に発表された中国経済統計が弱かったことが特に豪ドルを押し下げていた。また、欧州ではイタリアのサルビーニ副首相が前日に続いてEU財政規律に疑問を呈した。英国では夏休み前の離脱が急がれるなかで与野党協議の進展がみられないことに焦りが示されている。

ドル円は109円台前半での取引。東京市場では109円台後半での取引に落ち着いていたが、ロンドン勢は円買いを強めている。欧州株の買いが継続せず売り圧力に押される展開、米株先物も下落に転じている。
中国外務省が、米国は中国企業を抑圧するために国家安全保障を口実に使うことやめるべき、中国は米国の「いじめ」に対抗措置講じる、などと表明しており対決姿勢が示された。米中貿易摩擦の長期化が懸念されている。

ユーロドルは1.11台後半での取引。序盤の振幅で1.1217レベルまで買われる場面があったが、その後はユーロ円の下落とともに1.1181レベルまで押し下げられている。ユーロ円は欧州株安とともに123円付近から122.34レベルまで下落。イタリアのサルビーニ副首相が前日に続いてEU財政規律に疑問を呈した。イタリア債が売られ、独伊債利回り格差が拡大。欧州発のリスク回避の面があった。ドイツ第1四半期GDPは前期比+0.4%と予想通りの回復を示したが、反応薄だった。

ポンドドルは1.29近辺での取引。序盤に1.2899レベルまで一押しされたあとは1.2923レベルまでの反発だった。その後は上値重く再び1.2897レベルに下落。ポンド円が軟調。141.50レベルを下回ると安値を140.97レベルまで広げた。英国では夏休み前の離脱が急がれるなかで与野党協議の進展がみられないことに焦りが示されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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