【ロンドン市場】貿易戦争など不安材料残るも、相場の動きは落ち着く

16日のロンドン市場は、落ち着いた値動き。米商務省がファーウェイに対する禁輸措置を発表するなど、米中貿易戦争の様相が高まっている。中国側も対抗する姿勢を強めている。欧州株は売り先行で取引を開始。米株先物もマイナス圏で推移していた。ドル円、クロス円には円買いの動きが先行。しかし、リスク回避動向はすぐに一服し、円安方向に調整されている。米株先物はプラスに転換、欧州株も下げは一服。総じてモメンタムの低調な展開となっている。ドル円は109.30台から109.60台で、ユーロ円は122.50台から123円手前のレンジでやや円売りに。ユーロドルは1.12台前半で小幅に上下動。東京市場で売りが広がった豪ドルにも買戻しの動きが入った。ポンドはきょうも売りが優勢。ポンドドルは1.28台前半、ポンド円は140円台前半へと下押し。その後は下げ渋りも、ユーロと比較すると上値が重い。きょうもEU離脱をめぐる動きに進展はみられていない。

ドル円は109円台後半での取引。米中貿易戦争や欧州に対する自動車関税を懸念して欧州株が売り先行で取引を開始した。ドル円は109.30台へと再び下押しされた。しかし、東京安値109.34レベルには届かず半反発に転じた。取引中盤にかけては米株先物とともに欧州株がプラスに転換、ドル円は109.67レベルに本日高値を更新した。

ユーロドルは1.12台前半での取引。序盤は米債利回りの低下を受けて買われ、1.1224レベルに高値を伸ばした。しかし、その後は米債利回りが前日比プラスに転じており、ユーロドルは1.12手前へと売り戻されている。ユーロ円は序盤に122.50台へと小安い動きをみせたが、欧州株の上昇とともに122.90近辺へと反発している。リスク回避動向は一服している。

ポンドドルは1.28台前半での取引。この日も売りが先行している。1.28台半ばが重く、下値を1.2820近辺に切り下げている。ポンド円は140円台で下に往って来い。安値を一時140.20近辺に広げたあとは下げ渋り。ただ、対ユーロでのポンド売りが根強く、上値が重い。英与野党の協議は今後も継続すると繰り返されているが、進展はみられず時間のみが経過する状況となっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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