【ロンドン市場】リスク回避圧力根強く、円買い優勢

12日のロンドン市場は、円買いが優勢。欧州株や米株先物が売られ、米債利回りが低下、原油安など全般的には根強いリスク回避圧力でドル円クロス円が下押しされている。各通貨まちまちの値動きを示す場面もあった。ポンドは一時上昇。ジョンソン前英外相が「合意なしのEU離脱を目指してはいない」と発言したことが好感され、ポンドドルは1.27台半ば、ポンド円は138円台前半に上昇する動きをみせた。一方、ユーロドルは序盤に買いが先行したものの、次第に売り圧力に押されて軟化。1.13台前半での取引。ユーロ円は123円が重く、122円台後半で下押し。市場での長期インフレ期待が最低水準となったことが話題になっていた。ビルロワデガロー仏中銀総裁は「現状の景気減速が悪化すれば、ECBは追加措置を講じる可能性」と述べた。ドル円は序盤に108.22レベルまで安値を広げ、その後は下げ一服。

ドル円は108円台前半での取引。序盤に108.22レベルまで本日安値を広げた。今日は香港株が大幅安となっており、欧州株や米株先物にも売り圧力が波及している。香港では民主化運動デモで警察と衝突が起きており、一部銀行が営業停止となる事態になっている。米10年債利回りは2.11%台まで低下、NY原油先物は51ドル台へと下落。リスク回避圧力が根強い。ドル円の戻りは108.40レベルで抑えられている。

ユーロドルは1.13台前半での取引。序盤には米債利回り低下とともに1.1343レベルまで高値を伸ばしたが、その後は売りに転じている。ビルロワデガロー仏中銀総裁は「現状の景気減速が悪化すれば、ECBは追加措置を講じる可能性」と述べるなど米金融当局とともにECBにも緩和圧力が広がっている。欧州の低インフレ見通しが影響したようだ。長期的なインフレ期待の尺度として金融当局が注目するユーロ圏の5年先スタートの5年物インフレスワップが1.183%まで低下史上最低水準を記録している。ユーロドルは1.1312レベルまで安値を広げた。ユーロ円は123円近辺が重く、一貫して売り圧力を受けている。122.60レベルに本日安値を更新した。

ポンドドルは1.27台前半での取引。ユーロと比較すると堅調な動き。1.2720近辺での揉み合いを上放れて一時1.2758レベルまで買われた。離脱強硬派として知られ次期首相候補筆頭のジョンソン前英外相が「合意なしのEU離脱を目指してはいない」と発言したことが好感された。ただ、買い一巡後は1.2730付近まで反落している。ポンド円は序盤に137.79レベルまで安値を広げたが、ジョンソン発言を受けて138.24レベルまで急反発。その後は再び138円割れ水準と忙しく上下動している。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

minkabuPRESS編集部所属