【ロンドン市場】米FOMC控えて小動き、ややドル高方向に調整

19日のロンドン市場は、ややドル高方向に調整されている。ただ、米FOMC会合の結果待ちとなっており、全般に小動きにとどまっている。ドル円は序盤に108.24レベルまで軟化したあとは108.40付近に戻している。欧州通貨にも買戻しが入っている。ユーロドルは1.1190台から1.1207レベルまで、ポンドドルは1.2550付近から1.2590近辺へと上昇。クロス円でも東京市場での下げを戻しており、ユーロ円は121.50近辺、ポンド円は136.50手前まで再び買われている。先週末からドル買いの流れを示したドル指数は、足元では上昇が一服している。欧州株は序盤に売り先行もプラスに転換する動き。米債利回りは2.08%台へと小幅上昇。総じて調整の範疇の動きにとどまっている。デギンドスECB副総裁は、ECBは複合的な行動でインフレを修復することできる、と述べたが先日のドラギ総裁発言のようなインパクトはなかった。

ドル円は108円台前半での取引。東京市場では108.60レベルを高値にじり安となっていた。ロンドン序盤には108.24レベルまで安値を広げた。ただ、前日海外市場からのレンジ内にとどまっており方向性は希薄。足元では108.40近辺に落ち着いている。米FOMC待ちのムードとなっている。

ユーロドルは1.12近辺での取引。東京市場からロンドン朝方にかけては1.1190-1.1200レベルでの揉み合いだったが、ロンドン勢は買い戻しの動きを入れている。高値を1.1207レベルまでわずかに広げた。ユーロ円はロンドン序盤に121.17レベルまで下押しされたが、欧州株の下げ渋りとともに121.50近辺へと買い戻されている。デギンドスECB副総裁は、ECBは複合的な行動でインフレを修復することできる、ECBは幅広い手段有する、フォワードガイダンス、TLTRO、債券再投資、QEなど、リスクは下方に傾斜、表面化すれば対応するだろう、などと述べた。しかし、前日のドラギ発言のようなインパクトを市場に与えなかった。

ポンドドルは1.25台後半での取引。序盤に1.2543レベルまで下押しされたが、その後は買いが優勢になり、高値を1.2589レベルまで伸ばしている。ポンド円は下に往って来い。東京市場からロンドン序盤にかけては売りが継続し、安値を135.79レベルに広げた。しかし、欧州株の下げ渋りとともに買戻しが入り、136.45近辺とほぼ東京市場の下げを消している。ユーロポンドは売りが優勢で、序盤の反発が終わると0.89ちょうど近辺まで安値を広げている。ポンドにとって特段の好材料はみられていないが、英保守党党首選でジョンソン氏の優勢が不動のものとなってきており、その点での不透明感は解消してきている。この日発表された一連の5月英物価統計は予想から目立ったブレはみられず、6月の英CBI製造業受注指数は-15と事前予想-11および前回の-10を下回った。これで3カ月連続のマイナスとなっていた。あすは英金融政策委員会(MPC)の金融政策発表が控えている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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