【ロンドン市場】リスク回避ムード続き、ドル円は再び105円手前へと下落

143日のロンドン市場は、ドル円が軟調。欧州株や米株先物が軟調に推移しており、リスク回避ムードが続いている。そのなかで米10年債利回りも低下しており、円高とドル安の動きが神経質に交錯している。序盤はドル円、クロス円ともに軟調で、円高の動き。その後は、ドル安の動きとなり、ユーロドルやポンドドルが反発するなかで、ドル円は一段安となっている。クロス円にはやや買い戻しが入った。香港国際空港は昨日に続いて混乱しており、香港デモが終息する兆しはみられていない。アルゼンチンのデフォルトスワップも前日並みの高水準。ドル円は一時105.07レベルまで下落、前日安値105.05レベルにほぼ並んだが、105円台は維持されている。ユーロドルは1.12を挟んで上下動。ポンドドルは1.20台半ばから後半での振幅。ドル安の動きで反発している。この日発表された英ILO雇用統計では、賃金の伸びが予想を上回った。一方、独ZEW景況感指数は大幅に落ち込み、2011年12月以来の低水準となった。ただ、いずれにもポンドやユーロは目立った反応をみせなかった。

ドル円は105円台前半での取引。東京市場では昼にかけて105.58レベルまで買い戻されたが、その後は上値が重くなった。ロンドン市場では105.30-40レベルから売りに押される展開。欧州株や米株先物が軟調に推移するなかで、円買い圧力が優勢。米債利回りの低下がドル売りとなる面もあった。取引中盤には105.07レベルまで下落し、前日安値105.05レベルにほぼ並んだ。ただ、105円台は維持されており、やや下げ渋っている。香港国際空港をめぐって報道が錯綜したが、引き続きデモ隊が居座っており、出発便のチェックインに支障が生じているもよう。

ユーロドルは1.12台前半での取引。東京市場では1.12台前半から1.11台後半へと下落したが、ロンドン市場ではその動きを戻している。1.1180-90近辺での揉み合いを上放れると1.1221レベルまで上昇。前日NY市場から同様のレンジで上下動を繰り返している。ユーロ円は序盤に117.69レベルまで押し下げられた。リスク回避の円買い圧力が優勢だった。しかし、ユーロドルの反発とともに118円ちょうど近辺まで下げ渋っている。対ポンドでは目立った方向性を示していない。この日発表された8月ドイツZEW景況感指数はマイナス44.1と2011年12月以来の低水準に落ち込んだ。4か月連続でのマイナスとなった。ただ、ユーロ売り反応はみられなかった。

ポンドドルは1.20台後半での取引。序盤に1.2042レベルまで下落したあとは買い戻されている。米債利回りの低下とともに一段高となり1.2080台まで反発した。ポンド円は下に往って来い。127円台前半から一時126.80近辺まで下落したあとは、再び127.10台まで反発。リスク回避圧力に押されながらも、下値も堅かった。ユーロポンドは0.9270から0.9290レベルでの上下動と方向性に欠けている。この日発表された4-6月期の英ILO雇用統計では、失業率が3.9%に悪化したが、注目された賃金の伸びが前年比+3.7%と前回から加速、賞与を除くと+3.9%の高い伸びとなった。合意なき離脱が懸念されるなかで英労働市場はタイトになっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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