【ロンドン市場】米債利回り上昇でドル買いに、ユーロは独景気対策期待で堅調

19日のロンドン市場は、ドル買いの動きが優勢。週明けは欧州株や米株先物が買われており、リスク警戒感は後退している。目立ったのが米債利回りの上昇。10年債利回りは、ロンドン朝方の1.57%近辺から一時1.62%近辺まで上昇した。週末のパウエルFRB議長のジャクソンホール演説を控えて米債利回りの下落には調整の動きが強まっている。ドル円は106.40台から一時106.66レベルまで買われた。その他主要通貨でもドル買い圧力が広がった。ポンドドルは序盤に1.2170台まで買われていたが、反転して売りが強まり1.2116レベルに安値を更新している。今週は英首相と独仏首脳の会談が予定されているが、平行線に終わる可能性も指摘されている。英労働党は引き続き野党連合で合意なき離脱を阻止する構えだが、英議会が夏休みとあって、まだ具体的な動きは報じられていない。一方、ユーロは堅調。ユーロドルはドル買い圧力を跳ね返して1.1114レベルまで買われた。ユーロ円も118円台半ばへと上昇。独連銀は第3四半期もマイナス成長となる可能性を示唆した。しかし、独政府は大規模な景気支援策を打ち出す計画を公表、ユーロ買いを誘った。豪ドル/ドルはドル買いに押されて一時0.6760台まで下押しされた。一方、豪ドル円は72円台前半でしっかりとした値動きだった。

ドル円は106円台半ばでの取引。東京午後からロンドン朝方にかけては106.40付近での揉み合いが続いた。しかし、欧州株や米株先物の上昇とともに、米債利回りが大幅に上昇したことが買いを誘った。一時106.66レベルに高値を伸ばしている。米10年債利回りは1.57%近辺から一時1.62%近辺に上昇した。週末のパウエルFRB議長のジャクソンホール演説を控えて米債利回りの下落には調整の動きが強まっている。株高によるリスク選好の円安圧力もありドル円は堅調だった。

ユーロドルは1.11近辺での取引。1.1090近辺での揉み合いからじり高となり、一時1.1114レベルまで買われた。7月ユーロ圏消費者物価指数確報値は前年比+1.0%と速報値+1.1%から下方修正された。前月比も-0.5%と事前予想-0.4%を下回った。独連銀は第3四半期もマイナス成長となる可能性を示唆した。しかし、独政府は大規模な景気支援策を打ち出す計画を公表、ユーロ買いを誘った。ユーロ円は118円ちょうど近辺から一時118.48レベルまで上昇。対ポンドでのユーロ買いもみられた。

ポンドドルは1.21台前半での取引。ユーロドルとは対照的に軟調な推移。朝方に1.2170台まで買われたあとは、方向転換して下落している。一時1.2109レベルと安値を広げた。ポンド円はロンドン早朝に129.50近辺まで買われたが、その後は売りに押されている。一時129円割れ水準まで下落した。ユーロポンドは0.9110台から0.9160台へと上伸。全般的にポンドが売られている。今週は英首相と独仏首脳の会談が予定されているが、平行線に終わる可能性も指摘されている。英労働党は引き続き野党連合で合意なき離脱を阻止する構えだが、英議会が夏休みとあって、まだ具体的な動きは報じられていない。英首相報道官によると、数週間以内にブレグジットに対する準備の詳細について公表するとしていた。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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