【ロンドン市場】ポンド下落、バックストップめぐり英欧は平行線

20日のロンドン市場は、ポンドが下落している。バックストップをめぐって英国とEUの主張が平行線となっており、一段と合意なき離脱の可能性が高まっていることが背景。ジョンソン英首相は10月31日の離脱実施について引き続き発信している。一方、EU側は秩序立った離脱が最善であり、代替案がみつかるまではアイルランド国境のバックストップが必要との立場を繰り返した。英首相のバックストップ撤回を求める文書について、ハードボーダー回避のための法的裏付けが無いとして、これを拒否する姿勢を示した。ポンドドルは1.21台前半から1.20台後半へ、ポンド円は129円台前半から128円台半ば割れ水準まで下落。対ユーロでもポンドは安い。その他通貨でも円がが優勢。欧州株がやや売りに押されており、米10年債利回りが1.55%台へと低下。ドル円は106円台前半、ユーロ円117円台後半、豪ドル円一時72円割れなどへと下押しされている。このあと、イタリアのコンテ首相が上院で演説する予定となっている。伊連立政権への信任投票の動きなど、連立解消のリスクが高まっているようだ。

ドル円は106円台前半での取引。東京市場では106.60近辺での揉み合いが続いたが、ロンドン勢は売りで参入している。米10年債利回りが1.59%近辺から1.55%台へと低下しており、ドル円は106.30レベルまで下押しされている。ポンド円などクロス円が軟調なことも上値を抑えた。欧州株は買いが先行したが、イタリア株の下落などで次第に上げを失ってきている。

ユーロドルは1.10台後半での取引。序盤に1.1071レベルまで下押しされたあとは1.1080台に戻しており、小幅の上下動にとどまっている。ユーロ円は軟調。ドル円やポンド円とともに売られており、118円台を割り込むと、安値を117.77レベルに広げた。対ポンドでは買われており、下押しは浅め。このあと日本時間午後10時からコンテ伊首相が上院で演説する予定。政治情勢についての内容となる。連立政権を構成している連合と五つ星が対立しており、連立解消のリスクが高まっている。議会では内閣信任投票の動きもでてきているもよう。

ポンドドルは1.20台後半での取引。各通貨に対してポンド売りが優勢。ポンドドルは1.21台前半から1.2060台へと下落。ポンド円は129円台前半から128.30近辺へと下落。ユーロポンドは0.9140近辺から0.9180近辺へと買われている。バックストップをめぐって英国とEUの主張が平行線となっており、一段と合意なき離脱の可能性が高まっていることが背景。ジョンソン英首相は10月31日の離脱実施について引き続き発信している。一方、EU側は秩序立った離脱が最善であり、代替案がみつかるまではアイルランド国境のバックストップが必要との立場を繰り返した。英首相のバックストップ撤回を求める文書について、ハードボーダー回避のための法的裏付けが無いとして、これを拒否する姿勢を示した。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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