【ロンドン市場】欧州株反発で円売り先行も、続かず小動きに

21日のロンドン市場は、円売りが先行した。欧州株や米株先物が反発しており、ロンドン序盤は東京市場からの円売りの動きが継続した。ドル円は106.60近辺、ユーロ円は118.33近辺まで高値を伸ばした。米10年債利回りも一時1.60%台へと上昇。欧州株はその後も堅調な動きを維持しているが、米債利回りが1.57%へと低下すると、ドル円は106.40台へと失速している。ユーロ円も118.10近辺へと上昇一服。比較的小動きな上下動だった。ポンドは軟調。前日NY市場では一気に買い上げられる動きをみせたが、きょうは上値重く推移。独政府からは離脱交渉を再開することについて否定的な発言が相次いでいる。ポンドドルは1.21台半ばへ、ポンド円は129円ちょうど付近へと軟化している。対ユーロでもポンド売りが優勢。豪ドルは序盤に下押しされたあと、高値を伸ばす動き。豪ドル円は72.30台、豪ドル/ドルは0.6790近辺へと買われている。株高とともに原油高も支援材料となっていた。

ドル円は106円台半ばでの取引。欧州株や米株先物が前日の下げから反発するなかで、米10年債利回りが1.60%台へと上昇、ドル円は一時106.60レベルに高値を伸ばした。その後は、米債利回りが1.57%台まで低下すると106.40台まで反落した。小幅の上下動となったが、東京市場よりは円安水準を維持している。

ユーロドルは1.11近辺での取引。前日NY市場からの高値付近での推移となっており、序盤に1.1088レベルまで下押しされたあとは、1.1105近辺と高値水準へと再び上昇している。米債利回りの上下動に反応する値動きだが、値幅は15ポイント程度と狭い。ユーロ円は序盤に高値を118.33レベルまで伸ばした。その後は118.10近辺までの浅い押しにとどまっている。東京市場からは依然としてユーロ高・円安水準を維持している。この日は対ポンドでも買われている。市場な欧州経済指標の発表はなく、イタリア関連の新たな報道待ちとなっている。

ポンドドルは1.21台前半での取引。ユーロとは対照的に上値重く推移している。1.21台半ばが重くなり、1.2117レベルに安値を広げた。ポンド円も129円台半ばでは上値を抑えられており、安値を128.99レベルに広げた。独政府からはEU離脱交渉を再開することについて否定的な発言が相次いでいる。シュタインマイヤー独大統領は「バックストップについてはすでに議論されている」としており再交渉に応じる気配はなかった。ショルツ独財務相は「すでに合意されたものであり、誰も変更を期待していない」と突っぱねている。前日NY市場では一気に買戻しが入ったが、きょうのロンドン市場ではその動きは続かなかった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

松木秀明 | minkabu PRESS編集部

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