マーケット

イエレン議長の講演に注目

【著者】

昨日かの流れ

昨日は欧州勢を中心にイースター休暇中ということもあり、閑散とした相場となるなか、米国時間に発表された個人消費支出が前回分が下方修正されるなど、冴えない内容となったため、ドルが弱い結果となりました。1月に入ってからの個人消費の伸びの弱さが意識されFRBの追加利上げ観測を後退させました。

主要通貨ペアの推移(2016/3/29)

USDJPY

ドル円は底堅い動きが続き113円台に乗せる動きとなりましたが、昨日はNY時間序盤に冴えない米国経済指標の結果を受け伸び悩む推移となっています。日足チャートを見ると依然として111115を中心とするレンジ内での推移となっており、大きな方向感は見出しにくい状況が続いているため、このレンジをどちらに抜け出すかを見守りたいところです。

ドル円

EURUSD

ユーロドルは下げ渋る動きが続いていましたが、NY時間序盤には底堅い動きとなり、1.12を上抜けるところまで上昇となりました。ただし、1.12の上では上値が重く伸び悩む状態となっています。
本日はまず、昨日のNY時間の戻り安値である1.119付近を守れるかどうかに注目したいところです。この水準をしっかりと守るようであれば、上昇基調はそれなりに強いと考えられます。

日足チャートを見ると1.14付近で2回上値を抑えられており、レジスタンスとして意識されそうです。

ユーロドル

EURJPY

ユーロ円は底堅い動きとなり、127円台に乗せる動きとなりました。
日足チャートを見ると、3月11日の高値である127.30付近を上抜けると130円台も視野に入れた上昇基調が強まりそうな形となっています。早ければ本日この水準に到達するため、この127.30を突破できるかどうかに注目したいところです。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルはNY時間序盤に上昇する動きとなり、1.42台後半まで伸びる動きとなっています。日足チャートを見ると大きな下降トレンドの中で、下げ止まり、反発に転じていますが、直近では安値を若干切り下げており、方向感が出てきたとは言い難い状態のため、しっかり昨日の高値である1.4283付近を突破できるかどうか、昨日のNY時間の戻り安値である1.423付近をしっかりと守れるかどうかにまずは注目したいところです。

ポンドドル

AUDUSD

豪ドルは上値の重い推移が続いていましたが、昨日は底堅い動きとなり、0.75台中盤まで戻す動きとなりました。日足チャートを見ると、下げ止まり感は見られるものの、イースターの流動性の薄い状態での小反発ということで上下双方向への警戒が必要な状態と考えられるため、本日は方向感を確かめるためにも、まずは昨日のNY時間のレジスタンスとなった0.7560付近を上抜けることができるかどうかに注目したいところです。

豪ドル

本日の注目材料

本日は米国時間に予定されているイエレン議長の講演に注目が集まります。先週は地区連銀総裁からのタカ派的なコメントが続いたことでドルが底堅さを見せる場面が見られましたが、ハト派と考えられるイエレン議長の口から、利上げに前向きと取れるコメントが出てくるようであればドルの下支え材料となることが想定されます。

経済指標は、住宅価格指数や消費者信頼感指数の発表が予定されています。
先行するミシガン大消費者信頼感指数の速報値は伸び悩む結果となっているため、下振れに警戒したいところです。
また、原油価格は再度、底堅い動きを見せており、イースター休暇明けの市場でこの流れが継続するかどうかにも注目したいところです。

本日の予定

08:30 日2月失業率・有効求人倍率 
18:15 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁(投票権なし)講演 
20:00 マクチ・スロバキア中銀総裁会見
22:00 米1月SP/ケースシラー住宅価格指数
23:00 米3月消費者信頼感指数 
翌1:20 イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長講演 
翌2:00 米5年債入札(340億ドル)
翌2:00 カプラン米ダラス連銀総裁(投票権なし)講演
翌5:00 カプラン米ダラス連銀総裁(投票権なし)講演

翌6:45 NZ2月住宅建設許可 

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト