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ロンドン・フィキシング

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外国為替マーケット情報|2014/07/01

半期末のドル売り

昨日の海外時間には、久しぶりに「ロンドン・フィキシング」が話題になりました。この「ロンドン・フィキシング」は、ロンドン時間16時に東京時間10時の仲値のような指標レートを発表する制度です。

東京の仲値は、銀行の店頭の小口取引の基準となるレートですが、同時に企業などが会計で外貨を円換算するときになどにもこの仲値を使うケースが多くなっています。

一方「ロンドン・フィキシング」は、英国の企業も使用しますが、世界の投資家や機関投資家などが保有資産を評価する時の基準値として使用するなど、世界的に大きな影響があります。

(最近不正操作で話題になっているLIBOと似たような性格のものです)

昨日は月末しかも半期末ということで、かなり大規模なドル売りがその「ロンドン・フィキシング」で出た模様で、対主要通貨全般にドルが買われました。

この取引自体は、期末の特殊事情とも呼べるものですので、昨日の動きが持続的な動きに直接つながるとは考えられませんが、ユーロドルなどでドル・ロングがたまっているだけに、中期的な流れは別として、もう一段のドル売りにつながる可能性もあります。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト