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米長期金利、原油相場上昇でドル買い優勢

【著者】

雇用統計待ちか?

月曜日の海外時間から今朝にかけては、米長期金利と原油相場が上昇する中ドル買いが強まりました。

月曜日の海外時間、欧州時間には米長期金利が反発したことからドル買いが優勢となって、ドル円は120.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.1000付近まで下落しました。その後米長期金利が上げ渋ったこともあってドル円は120.50円付近まで下落し、欧州株が上昇したこともあってユーロドルは1.1050台まで反発しました。しかしNY時間に発表された米・10月ISM製造業景況指数と米・9月建設支出が予想よりも良い結果だったことから再度ドル買いが強まって、ドル円は120.80円付近まで上昇し、ユーロドルは1.1000台まで下落しました。この間ユーロ円は堅調な動きとなって133.20円付近まで上昇したあと133.00円付近まで反落しました。

火曜日のアジア時間は、東京市場が休場で薄商いの中ややドル売りが優勢となって、ドル円は120.60円台まで下落し、ユーロドルは1.1030付近まで上昇しました。

欧州時間にはいると原油相場と米長期金利が上昇する中全般的にドル買いが強まって、ドル円は120.90円付近まで上昇し、ユーロドルは1.0960台まで、ユーロ円も132.50円台まで下落しました。

NY時間に入っても米長期金利と原油相場の上昇が続き、ドル円は121.20円台まで上昇し、ユーロドルは1.0930台まで下落しました。NY時間午後に、やや利食いのドル売りで、ドル円が120.90円台まで下落し、ユーロドルが1.0970付近まで上昇しましたが、ドラギECB総裁が「成長、インフレ見通しの下振れリスクを踏まえ、金融緩和の水準について12月の理事会で見直す必要がある」「理事会は必要なら、責務の範囲内で利用可能なあらゆる手段を活用することを通じ、行動することが可能であり、かつその意欲がある」と述べたことからユーロドル売られ、ドル円も反発する場面がありました。

今日の海外時間には、ユーロ圏・10月サービス業PMI、英・10月サービス業PMI、ユーロ圏・9月生産者物価指数、米・10月ADP民間雇用者数、米・9月貿易収支、米・10月ISM非製造業景況指数の発表があるほか、ブレイナード・米FRB理事、ハーカー・米フィラデルフィア連銀総裁、イエレン・米FRB議長、ダドリー・米NY連銀総裁の講演が予定されています。

金曜日に米雇用統計の発表を控え、大きな動きにはなりにくいと考えられますが、ADP民間雇用者数やISM非製造業景況指数といった比較的注目度の高い経済指標発表と、イエレンFRB議長、ダドリーNY連銀総裁を含むFOMCメンバーの発言も多いことから、年内の利上げ開始期待に影響のあるような指標結果や発言があればドル主導で相場が動く可能性があります。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト