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イベント盛りだくさん!

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外国為替マーケット情報|2014/07/29

昨日は米国時間に発表された住宅価格指数は弱い結果となったものの消費者信頼感指数が市場予想を大きく上回る結果となり、ドル買いが強まる動きとなりドル円は102円台を回復、ユーロドルは1.34に迫るところまで下値を掘り下げ、ポンドドルは1.693付近まで押し込まれる展開とました。フォンテラグループが、牛乳価格の見通しを引き下げたことも重なったNZドルは0.85を割り込むところまで値を下げる場面が見られ、またカナダドルや新興国通貨も対ドルで下落となりドル全面高の動きとなっています。
他市場では、オバマ大統領が対ロシアの追加制裁を発表したことなどが嫌気され米国株式市場は上値の重い推移、米国債利回りも伸び悩む推移が続いています。

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【主要通貨ペアの動き】

ドル円は102円台を回復し、102.16付近まで上値を伸ばす動きとなりました。この上に控える102円台中盤では年初から幾度と上値を抑えてきたゾーンであることからすんなり突破するのは簡単ではないと思われますが102.30付近を上抜けると長らく続いた保ち合い脱出の可能性が高まると思われます。しかし、本日はGDP、FOMC、金曜日にFOMCと大きなイベントを控えていることもありアジア時間は様子見モードが強まり、米国時間にはイベントの結果次第となり値動きの予想が難しい一日となりそうです。

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ユーロドルは下値を探る動きが続いています。1.34付近に観測される強い防線が意識されてか、1.34が近づくところでは下げ渋る動きが続いています。この1.34をしっかりと割り込む動きとなるともう一段の下落余地が生まれ下値を切り下げる動きとなることが予想されます。

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ユーロ円はドル中心の相場が続いていることから方向感の薄い推移が続いています。引き続き最終防衛ラインと考えられる2月の安値である136.23を守れるかどうか、レジスタンスとなっている137.35を上抜けることができるかどうかに注目したいところです。

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ポンドドルは下値を切り下げ1.69台前半まで押し込まれる推移となりました。サポートはレジスタンスからサポートに変わった1.6915付近が候補として上げられ、割り込むと節目の1.69が意識され、そこも割り込むと大崩れの可能性が高まると考えられます。上は先週からレジスタンスとなっている1.7が意識され1.7台を回復出来るかどうかに注目が集まります。

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豪ドルは0.94を上抜けるところでは上値が重く結局0.938付近まで押し戻され引き続きレンジ内の推移を続けています。引き続き0.933−0.95のレンジをどちらに抜けるかに注目したいところです。

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【本日の注目材料】

本日はイベント盛りだくさんの一日となります。まずは欧州時間にドイツの消費者物価指数の発表が予定されています。市場の目が米国の経済指標に向いていることから注目度は若干低くなっているものの、弱い結果となるとECBの更なる緩和が意識されユーロの上値を重くする材料となると思われます。
米国時間は雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計、第2四半期GDP速報値、FOMCの結果発表などが予定されています。低水準での推移が続いた新規失業保険申請件数に加えADPも好結果となると雇用統計への期待は膨らみドル買いを後押しする材料になると思われます。そして前回からの反発、年次改定もあり前回分の上方修正も含めて期待が高まっているGDPがしっかりと市場予想を超えてくることができるかどうかに注目が集まります。期待が高まっていることから失望となったときのリスクも頭の片隅に入れておく必要があると思われます。

FOMCは今回に関しては記者会見も予定されていないことから注目度も薄く、淡々と100億ドルのQE縮小を進め、声明からも新たな材料は出てこないとの見方が広まっていることから大きな変動要因にはなりにくいと思われますが、サプライズがないとは言い切れないことから一応注意は必要です。

【本日の予定】

07:45 NZ6月住宅建設許可
08:50 日6月鉱工業生産(速報値)
15:45 仏7月消費者信頼感指数
16:00 スペイン4-6月期GDP(速報値)
18:00 ユーロ圏7月経済信頼感・消費者信頼感(確報値)
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:00 独7月消費者物価指数(速報値)
21:15 米7月ADP全国雇用者数
21:30 米4-6月期GDP(速報値)
21:30 米4-6月期個人消費(速報値)
21:30 米4-6月期GDPデフレーター(速報値)
23:30 米週間原油在庫
翌0:30 米2年物変動利付債入札(150億ドル)
翌2:00 米7年債入札(290億ドル)
翌3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
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佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト