過度な楽観は思わぬしっぺ返しに・・・

1日の製造業に続き、昨日発表された非製造業景況指数も市場予想を下回ったこと、さらには、ISM非製造業景況指数に隠れておりましたが、FRBが注目しているとされる労働市場情勢指数が前月のプラスからマイナスへ転落していたこともあり、利上げ観測の後退へ。それを織り込む形でドル売りとの論調を目にしますが、CMEの利上げ確率をチェックするとほとんど変わっていないことから、市場は引き続き、FRBの利上げ時期を考えあぐねているということだと思います。

そんな中、イエレン議長に近いと言われているサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の講演内容が伝わってきました。このところ「タカ派」に変わってきており、一連の指標発表を受けて注目しておりましたが、引き続き「タカ派」姿勢を継続していました。「インフレ率の目標達成十分に手が届き、その軌道に。労働市場の一連の指標が改善している」と、より早期の利上げが合理的との見解を改めて示しておりました。
ただ、市場の反応は限定的となっており、ドル/円は101円台ミドルで推移。

このところの米株式市場を眺めていると、利上げ観測後退で株高、利上げ観測の高まりでも株高と良いとこ取り相場の様相を呈しています。
昨日、NASDAQは史上最高値を更新、どうも利上げに対して楽観視しすぎているように思われ、利上げ後ズレとタカを括っていると思わぬしっぺ返しを食らうことになるかもしれないと考えているのは私だけでしょうか。

にわかに騒がしくなってきた日銀金融政策への思惑

一方、日銀の金融政策についてもにわかに騒がしくなってきました。
昨日の浜田内閣参与の「FOMC決定前の追加緩和は控えるべきだ」発言に続き、門間前日銀理事の「9月緩和なしが論理的な帰結」、さらには、外債購入論の再燃と金融政策を巡る発言が相次いでいます。

秋相場は荒れやすい」私の脳裏に浮かんだフレーズです。

<資料>米労働市場情勢指数の推移
労働雇用指数
出所:Bloomberg

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比嘉 洋|マネースクエア シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!