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雇用統計も気になるが、ファンド動向も気になる

【著者】

ドル/円(USD/JPY)が昨日より上昇しています。
昨晩に至ってはFRB要人のタカ派的発言(ただし、投票権は持ち合わせていませんでした)→利上げ観測の高まりに伴い米10年債利回りが上昇したことで、ドル買いにつながりました。
昨日の上昇の背景にはテクニカル的な要因が強かったと考えます。

下記チャートをご覧いただけると、これまでの上値抵抗線をブレークしていることがお分かりになるかと思います。

<資料>ドル/円(日足)
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ここからの上値追いは厳禁か?!

それではここからもう一段の上昇は期待できるのでしょうか?個人的にはもう少し様子を見たうえで判断すべきではないかと考えています。

7日には米雇用統計の発表が予定されています。こちらは何度となくお伝えをしておりますが、非常にブレの大きな指標。そして米国時間9日に第2回大統領討論会が予定されています。第1回目では思ったほどトランプ色が出せませんでしたので、ここでの巻き返しには要注意であるでしょう。
そして何より私が気にしているのが、ファンド勢の動向です。

多くのファンドの決算は11月末となっています。そして、45日前には投資家の解約申し出が必要となり、それに伴いファンドは現在保有しているポジションを手仕舞うなどして現金化に動くわけです。
今年のファンドの成績は相変わらず低調と伝えられていますので、投資家の解約が持ち込まれることは想定されます。この動きがかなり相場の波乱要因になる可能性があることを頭の片隅にとどめておいてください。

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!