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2016年最後のイベント!

【著者】

いよいよ今年最後のビッグイベントが日本時間、明日早朝に発表されます。FOMCです!今回の会合での利上げを市場は織り込み済み。来年以降の利上げペースがテーマとなっていますが、現在のところ市場の不透明要因となっているトランプ次期政権の内容がはっきりしない以上、慎重派のイエレン議長がそのペースを語るわけもないでしょう。

そこで市場はドット・チャートで利上げペースを図ろうとするのでしょうが、そもそもドット・チャートは本来あるべき経済の姿を示しているものであり、各メンバーの利上げタイミングを表しているものではありません。実際、今年も全くあてにならないものでした。

ですから、瞬間的にドット・チャートで反応を示すかもしれませんが、イエレン議長の記者会見でその期待を裏切られることとなり、利食いが持ち込まれることになるのではというのが私の見立てです。

もう一つ、ポイントになるのは、このところのドル高に対する言及がなされるのか否か。一部の地区連銀総裁の中には、ドル高に対し警戒する発言も見られていました。ここまでのドル/円の上昇が急ピッチであったことから大きな調整を不安視する声もありますが、トランプ次期政権に対する「期待」は依然としてサポート要因として機能するものと考えています。

押しがあっても浅いものにとどまるのでは?

よって今回上記のシナリオ通りとなっても押しは浅いものにとどまるのではないかと考えます。その目安としては13日移動平均線。今週予定されていましたトランプ次期大統領の記者会見は延期されており、今だトランプ政権の運営方針は示されておりませんので、もうしばらく「トランプラリー」は続くものと思われます。

<資料>
dolleryendaily

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!