マーケット

5年連続高で終わるのか?!

【著者】

今年も残すところわずかとなってきました。昨日の日銀金融政策会合も無風に終わり、金融市場は依然としてトランプラリーが続いています。今週末はクリスマスが控えていることもあり、これまでの株式市場の買いのメインプレイヤーである外国人投資家もポジション調整に終始しているように思われます。このままでいくと日経平均株価は5年連続陽線、平成に入り初の出来事となりますが、一方で、市場ではどこまでトランプラリーが続くのか、そんな声も多く聞かれるようになっています。騰落レシオから見ても買われすぎ、さらには、VIX指数も今年の最低水準と肩を並べる水準まで低下しており、そろそろ反転するのでは?等々。

その一方でこの時期になると掉尾の一振というフレーズも良く目にします。掉尾の一振とは大納会に向けて株価が上昇する「年末に起きる株高」のことを意味します。このままこのアノマリーに乗って20,000円の大台に向かうのでしょうか?

こういう時はしっかりとチャートと向き合うことが大事になってきます。

売りのエントリーはご法度?!

下記は日経平均株価のチャートです。いびつな形ながら買いトレンドが継続(標準偏差ボラティリティは垂れていますが、ADXは上昇、加えて、21日ボリンジャーバンドは+1シグマの外で推移しています)していることがお分かりになるかと思います。ということで、冒頭に触れた材料を理由に売りからエントリーすることは避けなければいけないことですし、基本的なスタンスは押し目買いでとなります。

個人的には、今週はクリスマス休暇を控えてのポジション調整が主体となると見ていますので、そこで押し目を拾い、来週以降、掉尾の一振で上昇したところで、利益確定を行う戦略が効果的ではないかと考えています。

また、すでに買いのポジションを持たれている方は、25日移動平均線+5%にタッチしていますので、利食いを考えてみてもよいかもしれません

。株式市場の上昇を受けて、為替に関しても同様の動きを予想していますが、120円は来年の宿題になるものと考えています。「相場は確率に賭けるゲーム」です。

ただし、こちらのアノマリーも絶対ではありませんので、ストップ注文を入れて万が一の事態に備えておくこともお忘れなく。

<資料>日経平均の推移
nikkei225
出所:Bloomberg

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!