注目のFOMC!

【著者】

昨日からスタートしたFOMC。日本時間15日午前3時に声明文の発表、3時30分よりイエレン議長による記者会見が行われます。今回声明で3月に続き0.25%の利上げが行われることを市場はすでに織り込み済み(cme fedwatchでは99.6%の確率で引き上げ)。

ポイントは、今後の金融政策の行方を探ることになっています。
イエレン議長の会見がタカ派的なものになるのか、それとも今後の経済指標次第となるのかです。FOMCメンバーとしては、次回も利上げを行いたいのはヤマヤマ、しかしながら、このところの経済指標がマチマチ(どちらかというと市場予想を下回ることが多い)となっていることから、将来の見通しに強気になることは難しく、その場合は、過去2回同様(チャート表示の関係上過去2回としていますが、2015年12月時も同様)、ドル/円もイベント通過に伴う売りが優勢の展開になると思われます。

一方、タカ派的なものとなった場合、市場は次回以降の利上げを織り込んでいませんから、長期金利の上昇に合わせドル買いが進むことになります。

私自身はこのところの経済指標が冴えないこともあり、慎重な姿勢を示すのでは?と考えていますが、決め打ちはご法度。発表前までにポジション調整を行うなどしてニュートラルな態勢で結果を見極めることが大事だと考えます。

FOMC後の相場との向き合い方

では、結果を受けてどう相場と向き合えばいいのでしょうか?
一つは、素直に相場の流れに乗るというもの。ただし、こちらについては結果が発表される時間を考えると、個人投資家の皆さんには難しいかと思います。また、発表直後の値動きはかなり荒っぽく、上下に振れやすいことから火傷することにもなりかねません。東京時間以降もその動きが続いているならば、そこからエントリーしても良いと思います。

二つ目の考え方として、相場が落ち着くまで様子を見るというもの。度々、当欄で紹介している標準偏差ボラティリティの形状がピークアウトした段階で相場に参入するというものです。

ご自身のスタンスに合わせてご検討いただけたらと思います。

<資料>ドル/円(日足)の推移
ドル円170614
出所:当社チャートより ※赤の点線部分はFOMC後の動き

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比嘉 洋|マネースクエア シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!