お盆休みの流動性低下に注意!

【著者】

先週末に発表された米雇用統計に続き、昨日発表された6月の米産業別求人件数(JOLT)も過去最高を記録、米雇用関連の良好さが確認されました。
ただ、その後の10年債利回りの動きを見ても、2.28%までの上昇にとどまっており、相変わらず近くて遠い2.3%超えといった感じです。

9月にもバランスシート縮小と市場はほぼ織り込んでいると思われますが、年内の追加利上げについては疑心暗鬼であることを意味しています。やはり、インフレが上がってこないことがタカ派になりきれない理由なのでしょう。その意味において、今週末の米消費者物価指数に注目が集まります。結果いかんでは年内の追加利上げ観測の後退、もう一段のドル売りにつながる可能性がありそうです。
仮に数字が良かったとしても、地政学リスク等の材料で、上値は抑えられるのではないでしょうか。

また、本邦実需勢も「お盆休み」を控え、輸出筋のリーブオーダーもGW同様、上値を抑える要因になるかと思います。市場参加者も減少してくることで、値動きが荒っぽくなることにも留意する必要があります。

チャートを確認してみましょう。
ドル/円の日足チャートを確認すると、一旦、ドル売りの流れが収まったかと思ったところ、再度、21日ボリンジャーバンドの-1シグマの外側にはみ出す格好となっています。

地政学リスクの高まりから、110円割れとなっており、6月14日の108円台まで下落することが想定されます。

<資料>ドル円(日足)
ドル円日足チャート
出所:当社チャートより 

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

常に個人投資家の皆さんとともに! 比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!