トランプ大統領にとって想定内の結果?!

注目されていた(?)米中間選挙。大方の予想通り上院で共和党、下院で民主党が過半数を獲得、8年ぶりに「ねじれ」となりました。途中、プログラム売買と思われる動きでドル円も113円台後半まで上昇する場面がありましたが、ある程度大勢が判明するにつれ、元の水準である113円台前半へ。選挙前には「ねじれ」で株安・ドル安に向かうとの声が聞かれていましたが、それも杞憂に終わりそうです。ここからトランプさんとしては大統領令連発で政権運営を進めていくことになりそうです。ここまで執筆している際にトランプ大統領の「今夜は大成功だ。ありがとう」のコメントが伝わってきました。「ねじれ」、トランプ大統領には想定の結果と言う事かもしれません。

では、ここからの注目点は?と言うと、米金利に向かうのではないかと考えています。米10年債利回りは時間外で3.18%台に低下、比較的落ち着いた動きとなっています。ここから再度3.20%台乗せ、一気に3.25%を上抜けとなった際、株式市場がその金利上昇に耐えられるのかに注目しています。ここから金利上昇の動きがちんたらしたものになれば、株式市場も安定、しばらくはゴルディロックス相場が続き、ドル円も111.00~114.00円のレンジでの動きになるのではないでしょうか。まずは今晩のNY市場での10年債、株式市場の動きを確認したいところです。

日本時間9日午前4時にFOMC政策会合の声明文が発表されますが、雇用統計で賃金上昇も確認できたFRBとしては淡々と利上げを進めていく方針と思われ、こちらについても市場は既に織り込み済み。波乱なく通過するものと考えています。

<資料>米10年債(日足)の推移

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比嘉 洋|マネースクエア シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!