アノマリー戦略第2弾

このところの金融市場、株式市場ではボラティリティの高い相場が続く一方、為替市場は比較的値動きの乏しい動きになっています。ドル買い・円買いが共存していることがその背景にあると思います。また、実需面でも本邦輸入勢によるドル買いが相場のサポート要因として機能しているようです。さりとて市場参加者の多くは更なるドル買いポジションの積み増しには消極的。「下値も堅いが上値も重い」といったところから、112.00~114.00円でのレンジ相場がしばらく続くと考えております。なお、昨日も一時114円乗せとなる場面がありましたが、滞空時間は短いものになると考えております。

さて、私は当欄で「10月末買い」戦略をお伝えしてきましたが、この時期、もう一つそういった類のアノマリーが存在します。感謝祭からクリスマス(or年末)まで相場が上昇しやすいというものです。因みに今年の感謝祭は今月22日です。過去10年のデータを確認してみたところ、以下の通りでした。

<資料>過去10年の星取表

出所:Bloombergデータより筆者作成

※各年感謝祭翌営業日から年末までの期間で計測

北米通貨はそれほど高い勝率ではありませんでしたが、オセアニア通貨の勝率が高いことは見逃せません。「相場は勝率に賭けるゲーム」と言われていることは当欄で何度となくお伝えをしてきました。もちろん今年もこの通りになるわけではありませんが、「10月末買い」戦略に乗られていらっしゃらないという方、こちらのアノマリーを検討されてみてはいかがでしょうか。なお、株式市場においては、NYダウが7勝3敗であるのに対し、日経平均は驚きの9勝1敗となっておりました。

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比嘉 洋|マネースクエア シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!