相場は実需が決める

米国10年債利回りが3.05%台で横ばいとなる中、ドル円は113円台後半まで上昇しています。その背景にあるのは、今週に入ってNY株・原油価格が持ち直していること、さらには、月末週と言う事もあり、実需のドル買いがサポートしていることによる部分が大きいと思われます。株価の高下につれる場面でも下落幅の割にドル円相場の押しは浅く、何もなければじり高となっていくように見えてしまいます。年末を意識した米国勢のレパトリによるドル買い戻しが持ち込まれている可能性もありそうです。ドル円のレンジについては引き続き、112.00~114.00円と考えています。仮にレンジを抜けるとしてもその滞空時間は短いものとの見方も変えておりません。

重要イベント目白押し

本日、NY時間(日本時間29日午前2時)にパウエルFRB議長の講演、明日29日にはFOMC議事録公開、そして週末にはG20(ようやく12月1日の夕食会で米中首脳会談が行われるとクドロー国家経済会議委員長が発表)と注目イベント・材料目白押しであることから、値動きの一方向への持続性は伴わず、レンジを大きく逸脱しないと考える理由です。

ドル円のチャートを確認しても、標準偏差ボラティリティ(下段)は横ばいの動きとなっていることが確認でき、これもレンジ相場継続との考えを後押ししています。

<資料>ドル円(日足)

 

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比嘉 洋|マネースクエア シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!