このまま終わってしまうのか

●記憶にない低ボラティリティ
3月相場もいよいよ終盤戦に突入しようとしていますが、日を追うごとに一段とボラティリティが低下しています。かつてドル円は1日の高低差が1円だった時期が懐かしく感じます。月初から昨日19日までのドル円の高低差はわずか1.44円。このまま3月相場終わってしまうのでしょうか。

●FOМCにも期待が持てない?!
市場の今週の注目イベントは日本時間明日早朝に発表されるFOМC。昨年10月以降パウエル・議長をはじめメンバーの多くがハト派寄りとなる中、今回の政策金利の変更は見送られる模様であり、年内利上げ再開についても明言は避け「今後のデータ次第」の姿勢を貫くと思われます。年内の政策変更についても市場は現時点でニュートラルとなっていることから、今回のFOМCで相場が大きく動くことは無さそうです。現在の相場には力強さが全く感じられないとは市場関係者の弁。

年度末と言うこともあるのでしょうが、期待していた輸出・金融機関の円転玉もはっきりしておらず、「年金の買い」と言った動きも見えてきていません。このまま期末を迎えることになりそうです。

チャートを確認してみると、21日・200日移動平均線は現値近くにあることが確認できますが、標準偏差ボラティリティは典型的なレンジ相場の形状。今月の高値(3/5)112.09円、安値(3/8)110.65円をレンジと捉えておけば十分だと考えます。

<資料>ドル/円(日足)

出所:M2J FX Chart

当社提供番組(ラジオ)

ラジオNIKKEI 「ザ・マネー~西山孝四郎のマーケットスクエア」(毎週金15:10~16:00)
毎日、旬のトピックを更新!「M2TV」

比嘉 洋|マネースクエア シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!