米中協議も気になるが、トルコリラの動きも・・・

米中貿易懸念再燃

令和元年がスタート、史上初の10連休も無難に通過すると思われていたところに飛び込んできたトランプ大統領の呟き。これまで楽観視されていた米中貿易協議に暗雲が垂れ込める形となりました。当初こそトランプ大統領のブラフかと思われましたが、その後、ライトハイザーUSTR代表、ムニューシン財務長官も後押し発言しているだけに、市場は面食らっています。今回の騒動、中国側に非がありそうですが、株式市場を中心にリスクオフの動きが強まっています。昨日辺りの実需動向は輸入の押し目買い(110円台前半)が機能していましたが、この動きがどこまで続くのか、目先のポイントとなりそうです。

トルコリラ売り再燃

もう一つの懸念材料はトルコリラ。これまで当欄でもじり安の動きになっていることをお伝えしていましたが、ここに来て政治の不透明感(イスタンブール市長選のやり直し・米国との緊張)から対ドル(一昨日6トルコリラを突破)・対円での下落リスク(昨日18円割れ)が高まっています。ここから日柄調整となるのか、はたまた、価格調整となるのか注目しています。もちろん、価格による調整の方がその影響は短時間で済むわけですが・・・。ここからの動きについては、私自身考えあぐねているところです。チャートを確認すると、トルコリラ円は日足・週足で売りトレンドが発生しており、一気に下値を試しても不思議ではありません。この局面、押し目買いを狙うのではなく(落ちてくるナイフを手で拾うようなもの)、ポジションを軽くするなどに徹する時間帯であると考えます。

<資料>トルコリラ円(週足)

出所:M2J FX Chart

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比嘉 洋|マネースクエア シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!