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2016年版「オクトーバーサプライズ」の可能性も!?

【著者】

7日米9月雇用統計と9日第2回米大統領候補TV討論会に要注目!

10月相場も本日で4営業日目。
10月相場と言えば、「10月株安」「オクトーバーサプライズ」が有名で、株式相場が年末に向けて「力をため込むためのスクイーズ(収縮)月」となり、乱高下しやすい月とも言われています。
戦後67年の日経平均株価の月別平均パフォーマンスを見ると、ワースト月は「9月」で、そのパフォーマンスは唯一のマイナスとなる-0.66%。
「10月」
「9月」に次いで月別平均パフォーマンスが悪く、その成績は+0.04%とのこと。(10/5 日経新聞電子版 前田編集委員記事)
「10月株安」の代表例とも言える歴史的な出来事や事件については、以下の通りです。

1929年10月24日 世界大恐慌(暗黒の木曜日)
1973年10月6日 第四次中東戦争勃発 → 第一次石油ショック
1987年10月19日 ブラックマンデー(暗黒の月曜日)
1998年10月 ロシア財政危機 → LTCM(ロングタイム・キャピタル・マネジメント)の破綻
2008年10月7日 アイスランド危機
2008年10月24日 リーマンショック後の最終C波クラッシュ

特に、歴史の教科書にも記載されるような出来事である1929年の世界大恐慌や1987年のブラックマンデーが奇しくも「10月」に発生していることから、「10月=株安月」という固定観念・イメージに繋がっている側面があるのかもしれません。

一方の「オクトーバーサプライズ」についてですが、米大統領選に関する過去の歴史的とも言える事例については以下の通りです。

1980年 ジミー・カーター(民主党・現職) vs ロナルド・レーガン(共和党):イラン米大使館事件
2004年 ジョージ・W・ブッシュ(共和党・現職) vs ジョン・ケリー(民主党):ビンラディン容疑者関与判明
2012年 バラク・オバマ(民主党・現職) vs ミット・ロムニー(共和党):ハリケーン“サンディ”の襲来

1980年はレーガンが当時現職のカーターを破り、当時史上最高齢(69歳)の大統領に就任、また2004年・2012年は現職大統領が接戦を制し、2期目の大統領に就任しましたが、いずれも10月の後半に劣勢からの大逆転に絡む事象が発生したことから、「オクトーバーサプライズ」と呼ばれています。

先に行われた9月26日の第1回米大統領候補TV討論会では、終了後のCNNによる緊急世論調査では、概ねダブルスコアでクリントン氏が「優勢」との結果が出ましたが、選挙は水物と呼ばれる通り、蓋を開けるまでは分からないというのが古今東西の通例。

昨日行われた副大統領候補のTV討論は、共和党・ペンス氏がやや優位と見られていますが、やはりアクの強さがあるクリントン氏vsトランプ氏の討論と比べれば、その話題性は低いと言わざるを得ません。

相場においては、明日7日に予定されている米9月雇用統計結果も大いに気になるところですが、9日(日本時間10日)に予定されている第2回米大統領候補TV討論会(市民集会形式。ミズーリ州セントルイスにて開催予定。)の内容次第では、2016年版“「オクトーバーサプライズ」の可能性もなきにしもあらずなのかもしれません。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。