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強気基調が続くユーロ/米ドル! トレンド転換となり得るポイントは?

【著者】

ここもと堅調な推移が継続しているユーロ/米ドルですが、この勢いはまだ続くのでしょうか? 以下、ユーロ/米ドル・週足・スパンモデル®+21週ボリンジャーバンド+パラボリック+DMI+52週MAをご覧ください。

ユーロドル週足

上図チャートの各メルクマールを確認すると、
1) 21週MA(21週移動平均線)が右肩上がりとなっていること、 2) 遅行スパンがローソク足の上方に位置していること、3) ローソク足が+1σと+2σラインの間を推移する【上昇バンドウォーク】となっていること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、そして、5) DMI(方向性指数)において、+DI>-DIとなっている(上図赤丸印)ことから、引き続き力強い上昇トレンドが継続しそうです。

一方で、上図チャートにおいて少し気になるメルクマールが3点確認できます。
まず1つ目は、ボリンジャーバンド・±2σラインの先端部分が、21週MAに向かってやや収縮(スクイーズ)するような動きを見せていること。このシグナルは、トレンドの一旦の弱まりを示すとされており、今後さらにその収縮(スクイーズ)が顕著になった場合は、一旦の下押しサインと捉えた方がいいのかもしれません。

そして2つ目は、DMI(方向性指数)において、+DI>-DIの乖離が少し縮小しつつある動きを見せていること。このシグナルも、ボリンジャーバンドと同様、トレンド(この場合は「上昇トレンド」)の一旦の弱まりを示唆するサインと捉えられ、さらにその乖離が縮小した場合は、上昇トレンドの弱まり→一旦の下押しフローを想定した方がよさそうです。

そして3つ目は、ローソク足の形状。直近のローソク足(8/31時点)の形状は【小陰線】(陰線コマ)と見ることもでき、その意味するところは『相場の気迷い』と見ることも可能です。
仮に、このローソク足の実体(=始値と終値を示すローソク足)が小さくなり、【十字線】となった場合は、『宵の明星』、つまり、上昇相場から下降相場への転換ポイントとなる可能性も。

いずれにしても、今週の終値(9/1NYクローズ)時点で“上ヒゲ”“下ヒゲ”が長い形状のローソク足となった場合は、トレンド転換の可能性も考慮した方がよさそうです。

これらメルクマールには十分留意しつつ、最終的なユーロ/米ドルのいわゆる“空中浮遊相場”からのイグジットポイントとなり得る基準は、終値レベルでローソク足がボリンジャーバンド・+1σラインを割り込んだ場面となりそうです。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。