アメリカ中間選挙実施年の11月=豪ドル/円の打診買いがワークしやすい?

上図チャートでは、1) 20ヵ月MA(移動平均線)がやや右肩下がりであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う形状となっていること、3) ローソク足の上方に比較的分厚い赤色の雲(=抵抗帯)があること、そして、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していることから、月足ベースでの豪ドル/円は、上方硬直性相場となっていることが視認できます。

上図チャートから勘案する11月の豪ドル/円の上値メドは先行1スパンを基準とする82.50円」、同下値メドはBB・-2σラインを基準とする「78.40円」と想定します。

そんな中、足もとでは、月足ベースにおける直近高安(高値H:90.24円[2017/9]、安値L:72.25円[2016/6])を結んだフィボナッチ・61.8%ライン(≒79.12円、上図赤色点線および赤色三角印)を意識する相場展開となっていることが見て取れます。

以下蛇足ながら、アメリカ中間選挙におけるアノマリーを加味してみると、1990年以降のアメリカ中間選挙が実施された年の【11月】において、豪ドル/円が陽線引けとなった回数は7回中7回、その陽線引け確率は1.000となっています。

過去7回のデータに基づくアノマリーながら、『豪ドル/円は、アメリカ中間選挙が実施される年の11月は陽線引けとなりやすく、その確率は10割である』との仮説の下、11月における豪ドル/円は【打診買い】を仕掛けるのも一案でしょう。

あくまで、アメリカ中間選挙におけるアノマリーに基づく戦略アイデアゆえ、必ずしもその通りに行く訳ではないことを念頭に入れつつ、皆さまのトレードにおけるご参考の一助になれば幸いです。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。