“ファーウェイ・ショック”で豪ドル/円はさらに下押すか

【注目ポイント】ローソク足がBB・-2σライン(≒81.00円)でサポートされるか否か
【見通し】「81.00円」割れなら、下降モメンタムが強まる可能性も

今週月曜日に「窓開け」スタートとなった豪ドル/円ですが、3日のローソク足が、いわゆる“宵の明星”となって以来、下押しフローが続いています。

下降モメンタムが強まることとなった主たる要因は、6日の“ファーウェイ・ショック”。中国通信機器大手ファーウェイの副会長兼CFOがカナダ当局に逮捕され、米国がその身柄引き渡しを要求しているとの報道が入り、マーケットでは米中貿易戦争懸念が再発。6日の豪ドル/円は、一時11月2日以来となる81円台割れが示現する展開となっています。

上図チャートでは、1) 21日MA(移動平均線)がやや右肩下がりとなっていること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う形状となっていること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方にあること、そして、4) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなっている(上図青色点線丸印)ことから、7日時点の豪ドル/円は、レンジ相場における下値固めの時間帯となっています。

足もとにおける重要ポイントは、ローソク足がBB・-2σライン(≒81.00円、上図黄色矢印)でサポートされるか否か。

ローソク足の同ライン割れ※は、サポート帯の雲の下辺である先行2スパンを下回ることとなり、「下値サポート割れ」→「下降モメンタムの強化」となる可能性も。(※終値レベル)

その場合は、上値抵抗帯である先行スパン(=赤色の雲)を上抜けブレークした、11月1日のローソク足安値(上図赤色三角印)を基準とする80.00円付近までの下押しフローを想定すべきでしょう。

いずれにしても、足もとでは、“ファーウェイ・ショック”の火種が大きく燃え広がるか否かに耳目が集まりそうです。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。