ユーロ/米ドル、「1.1290ドル」が上下分水嶺となりそう

【注目ポイント1】ローソク足がBB・-2σライン(≒1.1290ドル)でサポートされるか否か
【注目ポイント2】SSTCで“ゴールデン・クロス”が示現するか否か
【見通し1】「1.1290ドル」サポート+“ゴールデン・クロス”示現なら、その後の反発フローの起点に
【見通し2】「1.1290ドル」割れなら、「1.1215ドル」付近までの下押しも

昨日のECB(欧州中銀)会合後の記者会見において、ドラギECB総裁がユーロ圏経済の直面する困難に対する警告を強める発言をしたこともあり、ユーロ/米ドルは一時1/3以来となる1.1300ドル割れを示現しています。

上図チャートでは、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う形となっていること、そして、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していることから、ユーロ/米ドルは上方硬直性を伴うレンジ相場となっていることが視認できます。

そんな中、足もとで注目したいメルクマールは2つ。まず1つ目は、ローソク足がBB(ボリンジャーバンド)・-2σラインでサポートされるか否か

そして2つ目は、SSTC(スローストキャスティクス)を構成する2本の線が、「売られ過ぎ」を示唆する20%ライン付近で交差し、その後右肩上がりとなる“ゴールデン・クロス”が示現するか否か

チャートのアナロジー(類比)分析をすると、a) ローソク足がBB・-2σラインでサポートされ、同時に、b) SSTCを構成する2本の線が“ゴールデン・クロス”となったケース(上図青色四角印)では、その後の反発フローの起点となっていることが視認できます。

25日時点では、a’) ローソク足がBB・-2σライン(≒1.1290ドル)付近にあり、また、b’) SSTCを構成する2本の線が20%ライン付近にあること(上図赤色四角印)から、これからの時間において上記a)およびb)が確認できた場合は、反発フローの起点となる可能性も。

一方で、ローソク足がBB・-2σライン(≒1.1290ドル、上図黄色矢印)を終値レベルで下回った場合は、下降モメンタムが強まる可能性も視野に入れるべきでしょう。

その場合は、昨年11月に付けた安値である1.1215ドル(上図青色矢印)付近までの下押しフローを考慮すべきでしょう。

いずれにしても、足もとのユーロ/米ドルは、BB・-2σライン(≒1.1290ドル)が上下分水嶺となりそうです。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。