トルコリラ/円、徐々に下値を試す相場展開となりそう

【注目ポイント1】4時間足チャートでは【下向き】シグナルが示現
【注目ポイント2】「20.56円」サポート成否
【見通し】「20.56円」割れなら、「19.68円」までの下押しも

トルコリラ/円・4時間足チャートにおいて、【下向き】シグナルが出現しています。

上図・4時間足チャートでは、1) 21MA(移動平均線)が右肩下がりであること、2) 遅行スパンがローソク足の下方に位置していること、3) ローソク足の上方に赤色の雲(=抵抗帯)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があること、そして、4) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなっていること(上図青色点線丸印)から、トルコリラ/円・4時間足チャートでは緩やかな下降トレンドを示すチャート形状となっています。

上図チャートのポイントは2つ。まず1つ目は、前述の通り、遅行スパンがローソク足に対して下放れする、いわゆる“逆転”となっていること。(上図黄色矢印) 当該シグナルは、下降トレンド序盤を示唆していることから、これからの時間にかけて、もう一段の下押しフローを想定すべきでしょう。

そして2つ目は、ローソク足がBB(ボリンジャーバンド)・-1σライン同・-2σラインの間を推移する、いわゆる“下降バンドウォーク”となっていること。当該シグナルは、今後の「下値追い」※を示唆していることから、これからの時間にかけて、徐々に下値を試す相場展開となりそうです。(※下値追い:引き続き値下がりし、その下値を追い掛けるように一段と値下がりすること。)

以上を概括すると、トルコリラ/円は緩やかな下降トレンドが継続する相場展開となりそうです。そんな中、次なるポイントを探る上で、チャートのタイムフレームを日足に替えて確認してみましょう。

上図・日足チャートでは、1) 21日MAが横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態となっていること、3) ローソク足の上方にパラボリック・SARがあること、4) ローソク足が青色の雲(=サポート帯、先行スパン)の中に入り込んでいること、そして、5) DMIで-DI>+DIとなっていることから、上下圧力が拮抗するレンジ相場となっていることが視認できます。

喫緊の注目ポイントは、ローソク足がBB・-2σライン(≒20.56円、上図黄色矢印)でサポートされるか否か。

仮に、ローソク足が同ライン(≒20.56円)を終値ベースで下抜けブレークした場合は、BB・±2σラインの「スクイーズ」→「エクスパンション」も伴い、下降モメンタムが強まる可能性も。その場合は、先行スパンの下辺レベルである「19.68円」付近までの下押しフローも想定すべきでしょう。

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津田 隆光|マネースクエア チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。テクニカル分析をベースとしたレポートやセミナーとともに、動画コンテンツ M2TV「マーケットViewチャンネル」(木曜日担当)に出演中。 その他ではラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のマーケットスクエア」でコメンテーターを務める。