ドル売り優勢の相場展開継続

【著者】

安倍首相の発言で調整色強まる

本日も先週から観測されている年金の買いがあったようで、朝方から断続的に買いが入り押しの無い上昇。黒田総裁のコメントも「円安は問題ない」と変わらず、ドル円はあっさりと109円台を回復しました。

しかしながら、午後になると安倍首相の発言でドル円は急落。
「円安による輸入価格高騰でマイナス影響受ける企業ある」
「円安で中小小規模事業者にデメリット出てきている」

という、以前からの発言でしたが、ドル円はあっという間に急落。その後は109円がレジスタンスライン(上値抵抗線)に変わり、109.38円まで下落しました。
反発も30銭程度で、NY市場でどこまで買い戻されるかあまり期待は持てそうにありません。最近の流れは東京、ロンドンと流れが続けば米国市場でも同じ流れが続くことが多いことから、更なる安値更新も考えられます。

買いは年金、売りは海外

さて、/先日からドル円の買い支えは年金だということを書いてきました。

雇用統計後に観測されていた109円はあっさりと割れてしまいましたが、気になるのは108円です。108円により下には、「相当量の」ストップロスが観測されていたことで、短期勢の売りがかなり攻めてくると考えられますが、ぎりぎりのところで割れなかった理由が年金の買い玉という噂です。
ということで、今回も前回の下攻めと照らし合わせて108円攻めの時間に注目してみたいと思います。
10月2日木曜日の深夜に108円台を攻めた時間が約45分。
その為、今夜安値を更新し108.00円に迫った場合は、ひとつ45分を目安にトレードを行ってみてはいかがでしょうか。
1時間経っても割り込まない場合は、ショートカバーに乗ることを前提に買いを持ち、ストップロスは108円割れに設定し、割り込むと同時に逆指の売り(ポジションをひっくり返す)と悪くとも損失を出さずに済むかもしれません。最近の相場は、素直に反応した方が上手くいく傾向がありますので、ご参考までにどうぞ。

なにせ107円台となると、9月18日依頼の値段になりますので、中期のポジションの手仕舞いも想定できます。

1ヶ月ほど前に、「押し目無き上昇の後には、押し目がきたと思ったら調整ではない短期下落トレンド入りの可能性」と書きましたが、割れてしまえば、まさにその状態になります。
ざっと、108-110円の短期レンジだったために、下値目途は106円前半も想定できますが、107.30-40円は少し突破するのに5日ほど要したポイントです。
仮に108円を割り込んだ場合は、まずはそこが目安となりそうです。

ドル円

ちなみに、108円をバックにしているのかどうか、長期資金も108円台前半で買ってきているようで、大玉が入り乱れているようですね。
値動きの激しい、トレードし甲斐あるマーケットですが、ボラティリティが高いので資金管理を徹底したいところです。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」